リピート系FXの比較 PC版イメージ リピート系FXの比較 スマホ版イメージ

コストや利益に直結する取引条件

FX口座の比較項目には様々なものがありますが、多くの方の関心事項は「スプレッド」と「スワップポイント」ではないでしょうか。

口座の使い勝手やデザインは損益に直結しないと思いますが、スプレッドとスワップポイントの大きさはトレード損益に直接的に影響を及ぼすためです。

そこで、これらの点について、トラリピ、ループイフダンそしてトライオートFXを比較しましょう。

なお、比較するためには、3つのサービスで共通に取引可能な通貨ペアでなければなりません。そこで、以下の4通貨ペアについて考察しましょう。

スワップポイントの比較

スワップポイントは毎日変化しますから、比較がなかなか難しい項目です。そこで、参考程度の扱いになりますが、特定の日付のスワップポイントについて比較しましょう。

下のスワップポイントは、2018年7月28日(土)に確認した最新の値です。1万通貨買った場合に得られるスワップポイントの額を示します。

通貨ペア トライオートFX トラリピ ループイフダン
米ドル/円(USD/JPY) 40円 18円 65円
ユーロ/円(EUR/JPY) -16円 -25円 -13円
ポンド/円(GBP/JPY) 15円 10円 23円
豪ドル/円(AUD/JPY) 30円 12円 37円

3つを並べて比較しますと、ループイフダンが概ね最も有利だと分かります。

なお、1万通貨の場合、スワップポイント100円で1銭相当になります。スワップポイントで差が最も大きいのは、トラリピとループイフダンの米ドル/円で、47円です。ということは、同じ数量のポジションを持ち続ける場合、2日くらいで1銭分の差が出るということになります。

なお、ループイフダンのスワップポイントが高い理由を確認しましょう。ループイフダンのサービスを提供しているアイネット証券が、業界最高水準を掲げているためです(下のキャプチャは、アイネット証券ホームページからの引用)。

取引にかかるコスト(スプレッド,手数料)

裁量取引の世界では、取引手数料を別途徴収する口座は少数派です。しかし、今回比較しているトレード方法については、裁量取引とは別に各社がシステムを構築し、維持しています。

FX業者から見て裁量トレードよりもコストがかかるシステムであることは容易に想像がつきますので、顧客が多少のコスト負担を求められるのは仕方がないでしょう。

取引コスト=スプレッド+手数料

最初に、スプレッドを確認しましょう。

スプレッド比較表

通貨ペア トライオートFX トラリピ ループイフダン
米ドル/円(USD/JPY) 0.3銭 2.0銭 2.0銭
ユーロ/円(EUR/JPY) 0.5銭 5.0銭 3.0銭
ポンド/円(GBP/JPY) 1.0銭 8.0銭 5.0銭
豪ドル/円(AUD/JPY) 0.6銭 6.0銭 4.0銭

こうして比較すると、トライオートFXが圧勝のように見えます。しかし、「見えます」というだけで実態を正確に反映しているとは言えません。というのは、これは取引手数料を反映する前の数字だからです。

では、各社の取引手数料を確認しましょう(1,000通貨取引する場合)。

トライオートFX(※) 片道取引手数料2.0銭
トラリピ 片道取引手数料:5.0銭、ただし、利食い幅が30銭以下の場合は1.0銭(せま割)
ループイフダン 手数料無料

(※)トライオートFXは、仕掛け注文を利用する場合。

取引後に手数料を徴収するか、あるいはスプレッドとして手数料を徴収するかという違いがありますが、比較を容易にするために、表で確認しましたスプレッドに手数料を加えてみましょう。

トラリピの「せま割」が適用されない場合

通貨ペア トライオートFX トラリピ ループイフダン
米ドル/円(USD/JPY) 2.3銭 7.0銭 2.0銭
ユーロ/円(EUR/JPY) 2.5銭 10.0銭 3.0銭
ポンド/円(GBP/JPY) 3.0銭 13.0銭 5.0銭
豪ドル/円(AUD/JPY) 2.6銭 11.0銭 4.0銭

トラリピの「せま割」が適用される場合

通貨ペア トライオートFX トラリピ ループイフダン
米ドル/円(USD/JPY) 2.3銭 3.0銭 2.0銭
ユーロ/円(EUR/JPY) 2.5銭 6.0銭 3.0銭
ポンド/円(GBP/JPY) 3.0銭 9.0銭 5.0銭
豪ドル/円(AUD/JPY) 2.6銭 7.0銭 4.0銭

この2つの表が、より実態に近いスプレッドということになります。

以上の考察から考えますと、以下のようになります。

というわけで、主要4通貨ペアで取引する場合、スプレッドとスワップポイントだけを採用基準にするならば、トライオートFXまたはループイフダンが良いだろうということになります。

ただし、この3つのサービスはそのほかにも異なる点がいくつもありますので、それらの内容も把握したうえで最終的に決定する必要があるでしょう。

取引可能な通貨ペアの比較

トラリピ、ループイフダン、トライオートFXでは似たようなリピート系注文ができますが、取引可能通貨ペアにはどのような違いがあるでしょうか。比較してみましょう。

円を含む通貨ペア

円を含む通貨ペアについて、取引可能な通貨ペアの種類は以下の通りです。

通貨ペア トライオートFX トラリピ ループイフダン
USD/JPY(米ドル/円)
EUR/JPY(ユーロ/円)
GBP/JPY(ポンド/円)
AUD/JPY(豪ドル/円)
NZD/JPY(NZ/円)
CAD/JPY(カナダドル/円)
ZAR/JPY(南アランド/円)
TRY/JPY(トルコリラ/円)
CHF/JPY(スイスフラン/円)

トライオートFXが最も多いという結果です。僅差でトラリピが追っています。トライオートFXとトラリピの差を見ますと、スイスフラン/円(CHF/JPY)の取引ができるかどうかの違いです。

2010年代前半から2015年にかけて、スイスフランはとても大きな値動きでした。そのイメージのためか、スイスフランを含む通貨ペアは”取引対象にしたくない”という読者の方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、あまりに値動きが大きい、あるいは、相場を読むのが難しいという値動きは、リピート系注文が得意とする相場です。

2016年6月のイギリス国民投票や同年11月の米大統領選挙では、為替レートが大暴れしました。相場の上下動を読む裁量トレードはとても難しかったはずですが、リピート系注文はそのような相場を得意とします。

このため、今後どうなるか不明ですが、スイスフラン/円(CHF/JPY)をリピート系注文で挑戦する価値があるかもしれません。その場合はトライオートFXが選択肢になるでしょう。

一方、ループイフダンは6通貨ペアのみです。あまりに少ないから有効性が少ないかと言えば、そんなことはありません。日本で取引が最も多い主要4通貨ペアで取引可能だからです。

当サイトの記事「日本の為替市場の規模は?取引の傾向は?」で紹介していますとおり、日本ではループイフダンで取引可能な6通貨ペアだけで、FX取引額全体の大半を占めます。

このため、米ドル/円(USD/JPY)など主要通貨ペアで取引できれば十分だという方は少なくないと思います。

米ドル/円(USD/JPY)や豪ドル/円(AUD/JPY)でトレードしたい方は、トライオートFXやトラリピを含め、3つのサービスから選ぶことができます。

円を含まない通貨ペア

次に、円を含まない通貨ペアで比較しましょう。

通貨ペア トライオートFX トラリピ ループイフダン
EUR/USD
(ユーロ/米ドル)
AUD/USD
(豪ドル/米ドル)
NZD/USD
(NZドル/米ドル)
GBP/USD
(ポンド/米ドル)
USD/CHF
(米ドル/スイスフラン)
EUR/GBP
(ユーロ/ポンド)
EUR/AUD
(ユーロ/豪ドル)
AUD/NZD
(豪ドル/NZドル)

取引可能通貨ペアの多彩さでは、トライオートFXの圧勝という様子が分かります。このため、数多くの通貨ペアから選択したい場合は、トライオートFXが第一候補になります。

ただし、注意点があります。

今回比較しているトレード手法を長期間継続することを考えると、不向きかもしれない通貨ペアも含まれています。例えば、AUD/NZD(豪ドル/NZドル)は一定の期間が経過するとスワップポイントがプラスからマイナスに逆転する傾向があります。

長期でトラリピ類似設定をする場合、スワップポイント損益がマイナスだと苦しいかもしれません。そこで、スワップポイントのプラスとマイナスが入れ替わる傾向にある通貨ペアにつきましては、比較的短期間での勝負を視野に入れると、安全度を高められるかもしれません。

では、なぜトライオートFXにこのような通貨ペアが含まれているのでしょうか。

それは、トライオートFXはトラリピのようなトレード手法が主要な利用方法ではなく、相場観(またはトレンド)を把握しながらトレードするのが主な使い方だからでしょう。

具体的には、「今後は円安傾向が続くだろうな」と思えば、取引が進むにつれて取引範囲を自動で円安方向に修正する取引ができます(もちろん、円高方向にも対応しています)。

このコーナーでは、トライオートFXを使って(半ば強引に)トラリピと同じように取引することにしています。しかし、トライオートFXはもっと応用範囲の広いツールだということです。

次のページからは、「窓ができるときの約定ルール」を比較していきます。最初にトラリピです。

リピート系トレード方法の検証・比較

×
今月のオススメPick up!
脱・初心者編
FX初心者から中級者へ
最適なFX手法の見つけ方
チャート分析入門
売りで始めるFX
リピートFX特集
リピート系注文の比較・検証
トラリピ【M2J(マネースクエア)】
ループイフダン(アイネット証券)
トライオートFX(インヴァスト証券)
MT4(Meta Trader)
リピート系注文の比較
メリットが大きいのは?
リピートFXのトレード方法
リピート系はどれで取引すべきか
FX業者の比較
FX会社の比較するべき項目
スプレッド(コスト)で比較
スワップ金利で比較
取引できる通貨ペアで比較
少額取引できるFX会社
掲載FX会社一覧
脱・負け組編
勝てない状況から脱出するには
典型的な負けパターンを確認しよう
投資で資産を作ろう!守ろう!
FXのトレード手法に万策尽きたら
デモトレード活用術
デモトレード(バーチャルFX)
取引のパターンを確認しよう
デモトレードのやり方と手順
人気ブロガー連載コラム
ブロガー一覧
ゆったり為替
ゆきママ
維新の介
あおのり先生
為替王
ひろぴー
豪ドルケン太
アンディ
GT5
崖っぷちダメおやじ
サイト情報
免責事項・運営者情報
プライバシーポリシー
×