リピート系FXを徹底検証

ループイフダンを徹底検証

アイネット証券【ループイフダン】資産を増やすユーザーが続出

リピート系FXのサービスを展開しているFX業者は、数多くあります。その中で、ループイフダンは大変有名でしょう。また、高い人気を誇ります。

そこで、ループイフダンの特徴を確認しましょう。人気の秘密は何でしょうか。



ループイフダンの特徴

最初に、顧客の成績を確認しましょう。下の通りです。2019年に取引した顧客の80%くらいが、資産を増やしています。

FXで資産を増やせるのは、個人投資家全体の10%くらいと言われます。では、80%という「異常値」が起きた理由は何でしょうか。

その理由は、チャート形状にあります。下は、カナダドル/円の値動きです。2019年は、70円台後半から80円台前半の範囲で推移したことがわかります。

すなわち、レンジです。

[引用元:アイネット証券

相場の安値や高値を狙う裁量トレードの場合、レンジで取引するのは難しいです。トレンドを狙えと言われるのは、それが理由です。

ところが、ループイフダンは、レンジが大得意です。多くの人が取引チャンスを見つけられずに困っている間に、自動売買で資産を増やしてくれます。

この考え方を、長期チャートに当てはめてみましょう。下は、カナダドル/円です。1990年代から表示しています。

カナダドル/円長期チャート(1990年代~)

赤枠部分(例)をレンジだとみなしてしまえば、毎年のように資産が増えるということになります。

矢印部分で、時折大きな円安になっています。ここで買うと、その後の円高で含み損が大きくなって困りそうです。よって、この間だけは取引をお休みします。

(なお、文字通りお休みする必要はなく、別の通貨ペアで取引します。)

また、ループイフダンは、簡単に取引を始められることを売りにしています。以上の点から、人気の理由が見えてきます。

  • 顧客が実際に資産を増やした
  • 取引の設定が簡単
  • 取引開始後は、自動売買で手間いらず

「この3つが揃っているなら、自分もやってみよう」と考える人が多くなるのは、自然なことでしょう。

以下、ツールの機能などを、もう少し詳細に確認します。

取引可能な通貨ペア

取引可能な通貨ペアは、以下の通りです。これだけあれば、通貨ペア数が少なすぎて不満だということは、ないでしょう。

円を含む通貨ペア

  • 米ドル/円
  • ユーロ/円
  • ポンド/円
  • 豪ドル/円
  • NZドル/円
  • カナダドル/円
  • スイスフラン/円
  • トルコリラ/円
  • 南アランド/円
  • メキシコペソ/円

円を含まない通貨ペア

  • ユーロ/米ドル
  • ポンド/米ドル
  • 豪ドル/米ドル
  • NZドル/米ドル
  • 米ドル/スイスフラン
  • 豪ドル/スイスフラン
  • ユーロ/ポンド
  • ユーロ/豪ドル
  • 豪ドル/NZドル
  • 米ドル/カナダドル

他社ではリピート系FXができない通貨ペアも、ループイフダンに含まれています。例えば、豪ドル/スイスフランや米ドル/カナダドルなどです。

これらの通貨ペアの値動きで何か特徴が見つかれば、チャンスです。トレードを検討できます。

注文の仕組み

では、ループイフダンの注文方法について確認しましょう。極めて簡単です。

採用したい設定を選ぶだけ

あらかじめ、自動売買設定の候補が準備されています。そこからお気に入りの設定を選んで取引を開始するだけです。

その後は、PCやスマホの電源を落としても構いません。仕事をしているときも、寝ているときも、自動で売買が繰り返されていきます。

期待通りに相場が進むと、気がついたら勝手に資産が増えているということになります。これが、この記事冒頭の「およそ80%のお客様が資産を増やした」という画像につながります。

仮に、顧客が自分の判断で買ったり売ったりする場合、80%の顧客が資産を増やすのは無理でしょう。自動売買だからこそ、可能です。

取引設定の読み方

では、取引設定の読み方を確認しましょう。

ループイフダンB10(USD/JPY)

Bは、買い注文(Buy)です。売り注文は、S(Sell)です。

B10のように、10という数字がついています。これは、設定値幅と呼ばれます。「為替レートが10銭円高になるたびに買い、含み益が10銭になったら利食い決済」という意味です。

B25なら、「為替レートが25銭円高になるたびに買い、含み益が25銭になったら利食い決済」となります。

最後に、(USD/JPY)があります。これは、取引対象となる通貨ペアです。

設定値幅の種類

では、設定値幅には、どのような種類があるでしょうか。通貨ペアによって異なりますので、主なものについて確認しましょう。

通貨ペア 設定値幅
米ドル/円 10銭、15銭、25銭、50銭、100銭
豪ドル/円 10銭、20銭、40銭、80銭、100銭
ポンド/円 20銭、50銭、100銭、150銭
トルコリラ/円 25銭、50銭、100銭、150銭、200銭
ユーロ/米ドル 10pips、20pips、40pips、60pips、100pips

各通貨ペアについて、4種類~5種類の選択肢です。あまりに選択肢が多くても、どれが良いのかさっぱり分かりませんので、これくらいがちょうど良いでしょう。

必要な証拠金の目安

ループイフダンを使った顧客の多くは、2019年に資産を増やしました。しかし、いつ損するか分かりません。

そこで、アイネット証券は、「為替変動が大きいとき、資金は〇〇円必要ですよ」という数字を公開しています。

短期的な変動で損せず、顧客に長生きしてもらい、かつ、資産を増やしてもらうことが重要だからです。

下は、アイネット証券ホームページから持ってきた数字です。1,000通貨で取引する場合、設定値幅によって資金がいくら必要になるか書いています。

変動幅 設定値幅
10銭 15銭 25銭 50銭 100銭
1円 5.6万 3.5万 2.6万 1.6万 1.2万
3円 18.9万 12.9万 8.1万 4.5万 2.8万
5円 36.2万 24.2万 15.2万 8.2万 4.8万
10円 96.9万 64.3万 39.9万 21.0万 11.5万
15円 182万 122万 74万 38万 20万
20円 293万 195万 119万 61万 32万
30円 589万 394万 238万 122万 63万
40円 986万 656万 398万 202万 104万
50円 1,482万 989万 597万 303万 155万

例えば、設定値幅10銭で米ドル/円を買うとしましょう。すなわち、10銭円高になったら買い、10銭の含み益で利食いです。

この取引の場合、5円の円高になったら、36万円必要です。50円(5,000銭)円高になったら、1,482万円必要です。大変な額です。

しかし、数多くの利食いを期待できます。

一方、設定値幅を100銭にした場合、5円の円高になっても、5万円弱でOKです。

50円もの大暴落になっても、証拠金は155万円で済みます。どこまで円高になると思うかによって、準備すべき資金が変わってきます。

利食いも考慮に入れられる

なお、50円の円高に備えよう!と決める場合、最初から多額の資金を準備すべきというわけではありません。

なぜなら、取引すれば利食いするからです。

利食いすれば、資金(=証拠金)が増えていきます。利食いで、証拠金の不足をカバーします。

よって、どれくらいの利食いをするだろうか?という期待も、準備すべき証拠金額に影響するでしょう。

為替レート変動幅

では、為替レートは実際に50円も変動するでしょうか。実績を見てみましょう。下は、1990年代後半から2020年に至るまでの、米ドル/円の様子です。

米ドル/円長期チャート(1990年代~2020年)

  • 高値:145円くらい
  • 安値:75円くらい
  • 差 :70円くらい

というわけで、50円どころか70円もの差があることが分かります。

しかし、この範囲全体で取引する必要はありません。下の赤枠の範囲だけで取引して、円安部分で取引を休止すれば、高値と安値の差は狭くなります。

すなわち、必要な資金が少なくなります。

レンジ想定範囲(米ドル/円月足-1990年~2020年)

この話は、この記事冒頭のカナダドル/円と同じ考え方です。

取引範囲を狭くして、必要な証拠金を抑えつつ、利食いを繰り返します。為替レートが取引範囲を超えてしまったら、別の通貨ペアに乗り換えて取引します。

こうすれば、比較的少ない資金で、数多くの売買を繰り返すことができます。

ループイフダンの人気システム

さて、リスクについて書いてきましたが、現実はプラスになっている顧客が多いです。そこで、どんな取引設定に人気が集まっているのか、ランキングを見てみましょう。

(集計期間は、2020年3月~2020年5月)

ループイフダンの人気システムランキング図

上位5位まで、豪ドル/円(AUD/JPY)と米ドル/円(USD/JPY)が占めていることが分かります。興味深い結果です。

また、設定値幅に特徴があります。

豪ドル/円は、B40とB80が上位です。すなわち、円高リスクが現実になってもロスカットにならず、かつ、利食いも数多く繰り返す設定が選ばれています。

米ドル/円は、B10、B25、B50が上位です。すなわち、大きな円高がやってくると、巨大な証拠金が必要になる取引設定が上位です。

すなわち、レンジになっている間に数多く利食いを繰り返して、円高になりそうになったら取引を止めようという意図でしょう。

レンジで数多く利食いして、相場がおかしくなったらすぐに逃げるという場合、米ドル/円のB25などは有力な候補になります。

波乱相場がやってきても放置して、利食いを繰り返してほしい場合は、設定値幅が大きい選択肢を選びます。

ループイフダンの設定方法

これまでは、ループイフダンの特徴や仕組み、証拠金の目安や設定値幅、トレードすべき範囲など、取引に必要な情報をご案内しました。

以降では、実際の取引方法を中心に、注文画面を見ながら確認していきます。

注文方法

ループイフダンの注文方法を確認しましょう。簡単にできます。下は、ログイン後の画面です。矢印の先にある「ループイフダン【注文】」をクリックします。

ループイフダンの発注画面

すると、下の画面が出てきます。

ループイフダンの初期設定画面

初期設定では、全ての通貨ペアのチェックボックスにチェックが入っています。ここでは、米ドル/円(USDJPY)だけチェックします(下図)。

そして、「絞り込み」をクリックします。

ループイフダンの通貨ペア選択画面

プルダウンメニューをクリックしますと、米ドル円の選択肢が出てきます。この中から、取引したい設定を選びます。

ここでは、「ループイフダンB50(USD/JPY)を選択します。

ループイフダンの注文値幅設定画面

上の画像ではプルダウンメニューの後ろに隠れていますが、損切り設定をするかどうかを選び、取引数量(1注文あたりの取引数量)を入力して、「次へ」をクリックします。

すると、下の確認画面が出てきます。

ループイフダンの最大ポジション数設定画面

「最大ポジション数」とは、注文数です。100にすると、注文が100個発注されます。

注文の数の設定例

110.00円で買い
109.50円で買い



(注文が最大で100個まで続く)

損切り設定の仕組み

最後に、損切りの仕組みを確認しましょう。下の絵は、最大ポジション数が3の場合です。

ループイフダンの損切り設定画面

円高が進んで、ポジション数が3になりました。そして、さらに円高が進んだとします。

本来なら4本目の買い注文が約定するところですが、最大ポジション数を3にしているので、約定できません。

そこで、最も円安のポジションを損切りします。こうして、最大ポジション数に1つの余裕を作った上で、最も円高の位置で買います。

ひたすら円高が続く状況で損切りを繰り返すと、損が膨らんでしまいます。そこで、「今は円高だけれど、そのうち円安に戻るよね」と期待できる場合に使用する損切り方法です。

まとめ

以上、ループイフダンの成績や特徴を見てきました。簡単に取引できるうえに資産を増やす人が多いとなれば、人気が出るのは自然です。

ループイフダンを検討する価値が、大いにあるでしょう。

  • この記事の監修者
ゆったり為替

ゆったり為替

兼業トレーダー(2004年FX投資を開始)。書籍・雑誌への寄稿:ラクラク稼ぐFX ループイフダン(共著)、FX月刊誌『FX攻略.com』など

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