スキャルピング PC版イメージ スキャルピング スマホ版イメージ

はじめに

2013年になりますが、「超短期売買(スキャルピング)に規制がかかる!」という情報がネット上で流れ出しました。この噂の真相は知り得ませんが、現在は法律や規制が施行されている状況にはないようです。(今後はどうか不明)

ただし、別記事「スキャルピングOKのFX口座、NGのFX口座」で触れたように、実際にスキャルピングを”禁止事項”に加えるFX業者が出始めていることは事実です。

スキャルピングを実施される場合は、FX口座の規約をよく読んでからトレードするように注意しましょう。

スキャルピングの基本

スキャルピングの言葉の意味は、アメリカインディアンが行っていた ”頭の皮を薄く剥ぐ” という意味で、スカル(頭蓋骨)からきた言葉です。市場から薄い利益を剥ぎ取ることをイメージしたものです。

相場は一定期間一定方向に動く習性があります。トレードの手法として、「一定方向に動く最小の時間単位で利益を薄く確実にもぎ取ろう」というのがスキャルピングです。

実際には、数秒~数分間の取引となり、デイトレードのトレード期間を最小化したものといって良いでしょう。

デイトレとスキャルの違い

トレードの手法・コツ

トレード時間が短い分、利益幅も小さくなりますが、短い時間一定方向に動くところを取ることから、利益幅は小さいながらも一回あたりのトレードは利益になる確率が高くなります。

利益になる確率が高くなることから、レバレッジを高くして、トレードを何度も繰り返すことによって、薄い利益をコツコツと積み重ねるといった手法です。

1回のエントリーで、数pips~10pipsくらいを抜くことを目標にします。

大きな金額の取引となることと、瞬間の値動きを利用するので、ポジションを持つタイミング、相場がポジションとは逆の方向に行った場合の素早い損切りといった、反射神経的な決断力が勝敗を左右します。トレード技術というよりゲームのような瞬発力が必要になります。

トレードしている間は、PCの前にはりついて、相場を見続ける時間と集中力が必要です。また、システムの突発的な事故があっても大丈夫なように、取引口座には最低限の証拠金だけ入れておき、何かあっても強制ロスカットで終わらせれば良いようにしておきましょう。

スキャルピングに向いた時間帯

スキャル トレード時間
  • 日本時間の9時~11時くらい
  • 日本時間の16時~18時くらい(夏時間 15時~17時頃)
  • 日本時間の22時~24時くらい(夏時間 21時~23時頃)

相場にある程度の動きが必要ですので、値動き(ボラティリティ)が大きい相場が良いことになります。但し、あまりにも激しく動きすぎているとスプレッドが広がったり、予想と逆に動いたときに大損をしてしまうので、初心者の方は比較的動きが穏やかで相場の動きを予測しやすい、東京市場やヨーロッパ市場で試してみるのも良いでしょう。

米雇用統計など大きな指標発表時には、とても大きな変動になるため、初心者のうちは手を出さないほうが無難です。

更に詳しく知りたい場合は、別記事「スキャルピングに向いた時間帯と値動きの特徴」でご確認ください。

【参考】通貨ペア別の値動きが活発化する時間帯

当サイトでは、マネーパートナーズの取引システム【HyperSpeed NEXT】から、過去1年弱の期間について、1時間足のデータ(四本値)をダウンロードして、時間帯別変動率をグラフ化しました(対象通貨ペアはクロス円【○○/円】です)。

スキャルピングの時間帯を検討する際の参考にして下さい。なお、詳細な内容につきましては、各通貨ペアのページを参照下さい(表中の通貨名をクリックすると該当ページに移動します)。

通貨ペア 価格変動率が高い 価格変動率が最高
米ドル/円 午後4時~午後5時 午後10時~午後11時
ユーロ/円 午後4時~午後11時 午後10時~午後11時
ポンド/円 午後10時~午前0時 午後5時前後
豪ドル/円 午後10時前後 午前10時前後
NZドル/円 午前10時前後 午後10時~午前0時

スキャルピングに向いている通貨ペア

スキャルピングは瞬間の値動きを利用しますので、値動き(ボラティリティ)が一定以上あることが必要です。また、数銭(pips)~10銭(pips)程度の利幅を狙うことが多くなりますので、取引回数が増えます。

すなわち、取引コストとなるスプレッドは狭いことが重要です。スプレッドが大きいと、狙い通りに相場が動いても、期待通りの利幅を得ることが難しくなるからです。

流動性の高い通貨ペアを選ぶべし

一般的に、取引量が多い通貨ペアは、値動き(ボラティリティ)が一定以上あります。金融先物取引業協会のデータによれば、日本で取引されているFXの通貨ペアでは、以下の10傑です(2018年6月実績)。

(取引金額などの詳細については、別記事「通貨ペアランキング~FX市場における通貨ペア別取引量と建玉数量」を参照ください。)

また、ヒロセ通商では、下図のとおり営業日毎にボラティリティ表を更新しています。

ボラティリティ表

スプレッドは狭ければ狭いほど良い

値動き(ボラティリティ)が一定以上あるきる通貨ペアを選ぶことは第一の選択ですが、損益に直結するスプレッドが高すぎては、トレードが徒労に終ります。スプレッドの目安は、高くても1銭(1pips)以下に抑えたいです。

値動き(ボラティリティ)、スプレッドの視点で考えますと、スキャルピングの候補となるのは、以下の通貨ペアです。

通貨ペア スプレッドの目安
米ドル/円 0.3~0.4銭
ユーロ/米ドル 0.3~0.4pips
ユーロ/円 0.4~0.5銭
豪ドル/円 0.6~0.7銭
ポンド/円 0.9~1.0銭
ポンド/米ドル 0.8~1.0pips
豪ドル/米ドル 0.9~1.0pips

「スプレッドの目安」は、FX業者が提示している最小値を参考にしています。詳細につきましては、別記事「FX業者のスプレッド比較一覧」を参照ください。

その他の通貨ペアでも、スキャルピングは可能です。しかし、米ドル/円等に比べるとスプレッドが少し広くなりますから、注意が必要です。

スキャルピングに利用するチャート

スキャルピングの手法は様々ですが、いずれの手法も、基本的にはファンダメンタルズは考えずに、テクニカル指標を用いて行います。

1分足にボリンジャーバンドを重ね合わせてタイミングを計っていく方法が、オーソドックスで初心者にも分かりやすいチャートの利用方法だと思います。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、移動平均線に価格の変動率と標準偏差を盛り込んだテクニカル指標で、中心線(移動平均線)とそれを挟んだ上下2本ずつの計5本で構成されています。

中心線に一番近い線が「プラス・マイナス1σ(シグマ)」、遠い線が「プラス・マイナス2σ(シグマ)」と呼ばれていて、中心線の上がプラス、下がマイナスとなります。

ボリンジャーバンド(1分足)

中心線の動きの特徴は、基本的に小刻みな動きはないことです。そして、仮に上昇しているところから徐々に横ばいになると、その後は多くの場合、下落トレンドに移行していきます。

逆に、下降トレンドが続いた後に底を打つと、その後には上昇トレンドに移行する可能性が高いです。これが中心線の値動きの特徴です。

トレンドを判断するのに有効なインジケーター

トレンド性が高まる状況やトレンド性が薄れてきた状況を教えてくれるテクニカルチャートに、『スパンモデル®』『スーパーボリンジャー®』があります。

トレンド判断用インジケーター

取引システムに標準搭載しているFX業者もあります。詳しい内容は、別記事「マーフィーのスパンモデルFX投資法」でご確認ください。

売買のタイミング

FX初心者の方は、トレンドに沿った取引をするのが一番分かりやすい手法です。

基本的には、ボリンジャーバンドのセンターライン(移動平均線)が下向きであれば売りから入り、上向きであれば買いから入るというタイミングです。

売りから入る場合の例

スキャルピング(売りの例)

下降トレンドに移行して、ローソク足が中心線を下に抜けた時点でチャンスが生まれます。センターラインと-2σの中で、センターラインで売って、-2σに絡む水準で利食いを行う。

-2σでは、売りの利食いはしますが、買いポジションは作りません。

買いから入る場合の例

スキャルピング(買いの例)

下降トレンドから上昇トレンドに転換するのを確認したら、買いの方針に切り替えます。ローソク足が中心線を下から突き上げて、下がらないことが確認できたら買います。

利食いのタイミングは、+2σに絡んだ水準で揉み合いながら上昇する時には、どこが高値になるのか不明なので、下がり始めてセンターラインを割り込んだら利食うというイメージです。

価格が上下を繰り返す相場では

プラス2σ~マイナス2σで絡み合いながら上下している相場です。この場合、2通りのトレードが考えられます。

センターライン(CL)付近でエントリーして、±2で利食い
スキャルピング(レンジ相場の例)

一つ目は、センターラインを越えて1分足が引けたら、流れに乗って売り買いを行う方法です。例えば、下から為替レートが上昇してセンターラインを越えたら、買って流れに乗ります。

利食いのタイミングは、買いからの場合だと+2σに絡んだら利食いの売り。売りからの場合は、-2σに絡んだら買い戻します。

±2付近でエントリーして、センターライン(CL)で利食い

もう一つは、+2σまたは-2σに達したら、反発(反落)を狙う方法です。例えば、為替レートが上昇して2σに来たら、反落を期待して売ります。

利食いタイミングは、為替レートがセンターラインに来たときです。勢いが強い場合は、そのままポジションを持ち続ける方法もあるでしょう。

スキャルピング(レンジ相場の例2)

バンドウォークは最大のチャンス

スキャルピング(バンドウォークの例)

ボリンジャーバンドに「バンドウォーク」と呼ばれる動きがあります。

たとえば、上昇の時は、プラス1σとプラス2σの間に沿って上昇していき、下降の時は、マイナス1σとマイナス2σの間に沿って下落していくといった動きです。

バンドウォークは、ボリンジャーバンドが収束(プラス・マイナスの幅が狭くなる)した後、拡散していくタイミングで現れる場合が多く、典型的な収益チャンスになります。

バンドウォークの注意事項

バンドが拡散し始めたときは、上げのバンドウォークになるか下げのバンドウォークになるか判らないので、方向が決まってから売買の判断をしましょう。

スキャルピングの注意点

基本的には、デイトレードの極小版ですので、相場観はデイトレードと同じです。

スキャルピングをやっていると、一時間足や日足のトレンドが、頭から消えてしまいがちですが、これが敗因の一つです。スキャルピングと言えども、日足・時間足・5分足を確認の上、1分足を見るのが基本です。これは、長い時間足の影響を短い時間足が受けるからです。

トレードの基本は、大きなトレンドを意識して、それに逆らわない方向で取引をする方が安心です。ですから、相場が持ったポジションと逆に動いてしまったときにはすぐに逃げる(損切る)ことが大切です。

スキャルピングに向いたFX業者

基本的なことですが、スキャルピングを禁止していない業者を選ぶことが先決です。

また、スリッページ幅が少ない、約定率が高い、約定スピードが早い、システムの反応が高いことが大切です。

スリッページは、発注したときの為替レートと実際の約定レートが異なることを言います。指標発表時に相場が動き出す場合など、大きく動くときがスキャルピングのチャンスです。しかし、その時にスリッページが発生するとロスになります。

これらを踏まえてFX業者を選択するとすれば、以下の3社が有望だといえるでしょう。

ヒロセ通商 LION FX

LION FXイメージ

JFX株式会社

JFXイメージ

FXプライムbyGMO

以下、FXプライムbyGMOの公式サイトからの抜粋です。

当社で取引を行うプロトレーダー達はいわゆる「スキャルピング」取引を行うお客様が多く、そのプロトレーダー達が取引を行う上で最も重要視するのが「約定力」です。(FXプライムbyGMOより)

FXプライムbyGMOイメージ

スキャルピングに挑戦

当サイト編集部が、実際にスキャルピングに挑戦しています。手法の概要をご案内するとともに成績を公開します。

ヒロセ通商のトレード公開システムを利用していますので、インチキなしの100%正確な成績です。

次のページは、スキャルピングよりも取引時間が長い「デイトレード」についてです。

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