ヒロセ通商(LIONFX)は、スキャルピングOKのFX会社です。
日本では、スキャルピング不可のFX会社が多いです(取引システムに負荷がかかりすぎるため)。
ところが、ヒロセ通商は、スキャルピングOKと明確に表示しています。これだけでも、システムが頑丈だと分かります。
そこで、どのような機能があるか、確認しましょう。また、スキャルピングを利用した、各種キャンペーンの攻略方法を考察します。
スキャルピングの環境が万全のLIONFX
では、スキャルピングをするために必要な機能や嬉しいサービスについて、LION FXの特徴を眺めていきましょう。
スプレッド
最初に、狭いスプレッドを実現しているか、確認しましょう。
米ドル/円のスプレッドは0.2銭です(原則固定、例外あり)。その他の主要な通貨ペアのスプレッドも、以下の通り業界最小水準の狭さです
- ユーロ/円(EUR/JPY):0.4銭
- 豪ドル/円(AUD/JPY):0.6銭
- ポンド/円(GBP/JPY):1.0銭
- ユーロ/米ドル(EUR/USD):0.3pips
よって、広いスプレッドに悩まされることなくスキャルピングができます。
チャート機能
ヒロセ通商のスプレッドが狭いことを確認したところで、次に、チャートを見ていきましょう。
ヒロセ通商のチャートは、珍しい機能がいくつもあります。ここでは、以下の点について確認します。
- 現在値ライン
- 10秒足チャート
- チャート内にコメント
- チャート内に経済指標
- シグナル設定
- 4画面チャート、6画面チャート
現在値ライン
下は、ヒロセ通商のチャートです(LIONチャートPlus+)。よく見ますと、通常のチャートと違う点があります。
それは、現在値ラインです。通常は1本ですが、設定を変更することで2本引けます。
では、この2本は何なのか?ですが、BidとAskの2つの為替レートです。すなわち、>スプレッドの様子をチャート上で感覚的に把握できます。
ヒロセ通商は、業界最狭水準のスプレッドを提示します。しかし、重要な経済指標発表時や、何かイベントが起きた時には、スプレッドが広がる場合もあります(他社も同様です)。
スキャルピングは、数pipsから10pips未満程度の利幅を狙います。スプレッドが瞬間的に広がった瞬間に取引してしまうと、トレードそのものは良かったのにスプレッドで損してしまう場合があり得ます。
かといって、取引する瞬間に、スプレッドを毎回確認するわけにはいきません。と言いますのは、スキャルピングは瞬発力の勝負という面があるからです。
スプレッドを確認している間に、為替レートが動いてしまうかもしれません。
しかし、チャートの現在値ラインが2本引いてあれば、チャート分析とスプレッド確認が同時にできます。画面を切り替える必要もありませんから、大変楽です。
10秒足チャート
1分足チャートや5分足チャートを使って、スキャルピングできます。ヒロセ通商も同様ですが、下の通り、10秒足チャートもあります。
縦軸を見ますと、2銭ごとに横線が引いてあります。とても細かい値動きを捉えていることが分かります。
ヒロセ通商は、ユーザーからの要望を積極的に募集しており、毎月のようにツールを改善しています。この10秒チャートも、ユーザーの要望を反映したものです。
すなわち、「1分では長すぎる、超短期取引をしたいから10秒表示をお願います」ということです。
従来、10秒足チャートを表示するには、MT4でプログラミングするなどが必要でした。ヒロセ通商なら、プログラミング知識がなくても10秒チャートを使えます。
チャート内にコメント
いくつもの通貨ペアを見ていると、情報を忘れてしまうことがあります。人間ですから、情報をいつまでも完璧に覚えておくことはできません。
そんな時に役立つのが、コメント機能です。下のチャートの右上部分の通り、自分の希望する位置に、自由にコメントを残すことができます。
この機能を使えば、情報を忘れてしまっても大丈夫。読めば、すぐに思い出せます。
チャート内に経済指標
スキャルピングの成績に影響を与える要因の一つが、重要な経済指標発表です。どちらかと言えば、歓迎というよりは警戒すべき対象になるでしょう。
と言いますのは、チャート分析を無視するような値動きになったり、スプレッドが広がったりするためです。
そこで、どんな経済指標がいつ発表されるのか、事前に確認しておきたいです。
とはいえ、チャート画面から経済指標画面に切り替えるのは煩雑です。ここでも、ヒロセ通商の工夫があります。
下のチャートの赤枠部分に、黄色の小さな三角がいくつもあります。そのうちの一つ(矢印の先)をクリックします。
すると、下の通り、経済指標一覧が表示されます。
表示される項目は、下の通りです。
- 日時
- 国
- 重要度
- タイトル
- 予想
- 結果
- 前回
チャート画面を開いたまま必要な情報を得られますので、トレードチャンスを逃さないトレードが可能です。
シグナル設定
スキャルピングをする際、常に自分の目でチャートを確認するのも良いですが、ずっと見続けることはできません。
そこで、シグナルの支援を受けることができます。
具体的には、あらかじめテクニカル指標を設定しておき、条件を満たしたら、音とマークの表示で知らせてくれる機能です。
シグナルは同時に3つまで設定できますので、様々な手法を同時に実行できます。
自動売買の場合、条件を満たしたら、相場がどんな状況でもお構いなしに取引してしまいます。これがデメリットです。
スキャルピングは裁量トレードですので、シグナルの条件を満たしたら、チャートを実際に確認してから取引します。こうすることで、より良いトレードを期待できます。
下は、シグナル設定画面です。
使えるテクニカル指標は、以下の通りです。
LIONチャートPlus+のテクニカル指標
・移動平均
・一目均衡表
・ボリンジャーバンド
・HLバンド
・RSI
・移動平均乖離率
・MACD
・ストキャスティクス
それぞれのテクニカル指標につき、どうなったらシグナルを出すのかを決められます。下は、移動平均線の場合です。この4種類から選べます。
LIONチャートPlus+のシグナル設定
・ゴールデンクロス
・デッドクロス
・終値が指定移動平均より上
・終値が指定移動平均より下
また、各テクニカル指標のパラメーターは、自分で自由に設定できます。
4画面チャート、6画面チャート
ヒロセ通商では、チャートを4画面または6画面同時に表示できます(下は、4画面の場合)。
複数のチャートを同時に表示することで、マルチタイムフレーム分析をしたり、複数の通貨ペアを同時に監視できたりします。
多彩な注文方法
以上、主にチャート画面について、スキャルピングに向いている様子を確認しました。
さらに、スキャルピングをする場合、チャートだけでなく注文方法も充実していることが大切です。その理由を考えるために、取引の一連の流れ(例)を確認しましょう。
- 経済指標発表時刻をあらかじめ確認する
- チャートで取引開始タイミングを待つ
- トレードチャンスが出現したら、取引を開始する
- 為替レートが決済ポイントに到達するまで待つ
- 決済ポイントに来たら決済する
経済指標は事前に確認できますので、時間的余裕があるでしょう。しかし、それ以外については、短い時間で一気にやってくるかもしれません。
適切なタイミングで最適な行動をしないと、本来ならプラスのはずなのに損で終わってしまうかもしれません。
そこで、ヒロセ通商(LION FX)では、最適なトレードをするための多彩な注文機能を準備しています。全部で20種類を超えます。
そのうちの一つ、「pips差決済注文」をご案内しましょう。
pips差決済注文とは
あらかじめ利食い幅と損切り幅(pips)を決めておけば、新規注文を発注するときに自動で決済注文を登録できるという機能が「pips差決済注文」です。新規注文が約定したら、決済注文が自動ですぐに有効になります。このため、決済のためにクリックする必要がありません。
これはIFO注文(If Done OCO注文)と似ていますが、異なります。IFO注文は、新規発注のたびに、決済注文内容を設定します。
スキャルピングは瞬時のタイミングが重要ですから、発注のたびに決済注文の内容を設定している余裕はないかもしれません。
pips差決済注文は、ひとたび設定すれば、その後はずっとその内容が有効になります。
取引開始から決済までの距離が決まっているようなスキャルピングをする場合、例えば、レンジ相場で同じ利幅で繰り返し決済する場合に、有効に機能するでしょう
なお、個別の新規注文前や新規注文後に、決済注文の内容を変更できます。よって、特定の損益幅で必ず決済するという意味ではないので、安心です。
以上、ヒロセ通商のスキャルピングを確認しました。次に、キャンペーンについて確認します。
ヒロセ通商のキャンペーンを攻略
ヒロセ通商と言えば、スキャルピングができることと並んで、キャンペーンが多彩なことで有名です。最初に、どのようなキャンペーンがあるのか確認します。
その後、スキャルピングでこれらのキャンペーンを攻略する方法を考察します。
なお、キャンペーン達成条件に「片道」という表現が出てきます。この意味ですが、以下の通りです。
片道と往復について
・新規で取引する場合:片道
・新規で取引して、決済までする場合:往復
すなわち、片道10万通貨という場合、新規取引で10万通貨という意味になります。一度に10万通貨を取引する必要はなく、1万通貨を10回でもOKです。
キャンペーンの種類
ゾロ目キャンペーン1
ゾロ目とは、決済損益で同じ数字が並ぶとプレゼント獲得、というキャンペーンです。
以下のような感じなら、プレゼントをもらえます。決済損益は、プラスでもマイナスでも構いません。
- +52,222円(2が4連続)
- +105,888円(8が3連続)
- -1,333円(3が3連続)
プレゼントですが、中途半端ではありません。気合が入っています。しかも、毎月変わりますから飽きませんし、楽しいです。
この記事を執筆した月は、梅じゃこ炒飯でした。
3連続で揃えば、梅じゃこ炒飯1人前
4連続で揃えば、梅じゃこ炒飯2人前
5連続で揃えば、梅じゃこ炒飯4人前
食料品プレゼント(その1)キャンペーン2
ヒロセ通商で有名なキャンペーンは、食料品です(取引高が増えれば増えるほど、プレゼントもビッグになります)。
この記事を執筆した月は、「王道中華と焼おにぎり」でした。上のゾロ目キャンペーンと併用して申込できます(こちらも、プレゼントは毎月変わります)。
プレゼントの条件と内容を、一部抜粋します。
Aコース
【片道2,000万通貨以上の取引で、以下のプレゼント】
・551蓬莱豚まん 10個入り(1セット)
・LIONFX焼おにぎり(32人前)
・新LION餃子(40人前)
・LION チャーハン(6人前)
・ふわとろ天津飯の具(8人前)
・若鶏のから揚げ(6人前)
Bコース、Cコースとなるにつれて、達成条件が緩やかになっていきます。下は、GコースとHコースです。
Gコース
【片道50万通貨以上の取引で、以下のプレゼント】
・LIONFX焼おにぎり(2人前)
・新LION餃子(5人前)
Hコース
【片道10万通貨以上の取引で、以下のプレゼント】
・LIONFX焼おにぎり(1人前)
食料品プレゼント(その2)キャンペーン3
食料品プレゼントは、まだあります。この記事を書いた月は「黒毛和牛」でした。
国産高級黒毛和牛300gですから、条件も厳しくなっています。1か月間で、ポンド/円を片道1,000万通貨以上の取引です。
キャッシュバックキャンペーン4
そして、FXキャンペーンの王道ともいえるキャッシュバックもあります。ヒロセ通商のキャッシュバックキャンペーンは、通貨ペア別になっているのが特徴です。
既存顧客向け
・ポンド/円:最大30万円
・豪ドル/円:最大10万円
・ユーロ/円:最大10万円
・ユーロ/米ドル:最大10万円
・NZドル/円:最大10万円
・ポンド/豪ドル:最大30万円
新規口座開設者向け
・ポンド/円:最大5万円
・既存顧客向けキャンペーンも利用可
のりかえキャンペーン
【他社口座を既に持っていて、ヒロセ通商に口座を作る場合】
片道10万通貨の取引で2,000円
新規口座開設者向け、既存顧客向けのキャンペーンも利用可
ただし、キャッシュバックキャンペーンは、他と比べて少々ハードルが高いように見えます。下は、ポンド/円の場合です。
・片道100万通貨以上:3,300円
・片道300万通貨以上:10,000円
・片道600万通貨以上:20,000円
・片道900万通貨以上:30,000円
・片道1,200万通貨以上:40,000円
・片道1,500万通貨以上:50,000円
・片道3,000万通貨以上:100,000円
・片道4,500万通貨以上:150,000円
・片道6,000万通貨以上:200,000円
・片道7,500万通貨以上:250,000円
・片道9,000万通貨以上:300,000円
キャンペーンの攻略方法
では、ヒロセ通商はスキャルピングOKという特徴を生かしつつ、これらのキャンペーンを攻略していきます。
最も簡単に条件を満たせるのは、おそらくゾロ目でしょう。例えば、1万通貨で新規買いします。そして、10銭の損益で利食いまたは損切りします。
すると、決済損益は+1,000円または-1,000円になります。0が3つ並びましたので、キャンペーンに申し込めば、プレゼントをもらえます。
同様に、10万通貨で新規買いして、10銭の損益幅で利食いまたは損切りします。すると、10,000円のプラスまたはマイナスとなり、0が4つ並びました。
キャンペーン達成条件が、比較的緩やかだと分かります。
同様に条件達成が容易と見込めるのが、のりかえキャンペーンです。片道10万通貨の取引で、2,000円のキャッシュバックです。こちらは1回のみ実行可能です。
食料品プレゼントが欲しい場合
以上は、比較的容易な攻略方法でした。次に、本丸とも言えそうな食料品キャンペーンを考えます。
トレードで資産を増やせる手法を持っている場合、特段の攻略方法は不要です。自分の手法で資産を増やすことが、同時にキャンペーン達成に結び付くからです。
そこで、「トレードで資産を増やせないけれどプレゼントが欲しい」という場合に絞ります。
スプレッド分だけ損する場合プレゼントはもらえるが・・・
例えば、米ドル/円=100.000円で10万通貨買って、為替レートが動く前に即座に決済するとします。スプレッドが0.3銭なら、損失は300円となります。
この取引を10回繰り返しますと、片道100万通貨達成です。損失は3,000円となります。この記事を書いている月の場合、以下のプレゼントを獲得です。
- LIONFX焼おにぎり(4人前)
- 新LION餃子(5人前)
- LION チャーハン(1人前)
プレゼントをもらえるのはうれしいですが、「3,000円で買いますか?」と問われると、買いたくないでしょう。超高級おにぎりになってしまいます。
そこで、スプレッド損をどうやって減らすか?が重要になります。そして、トレード損もいかにゼロ近辺に抑えるか?(可能ならプラスにする)も重要になります。
攻略1:スプレッドキャンペーンスプレッド損を圧縮
比較的容易に利用できるのは、スプレッドキャンペーンです。上の例では、米ドル/円のスプレッドを0.3銭で計算しています。
しかし、スプレッドキャンペーンで0.2銭になる場合があります。この場合、上の例と同じ計算をしますと、スプレッド損は2,000円になります。
通常と全く同じ取引をしても、スプレッド損を圧縮できます。
攻略2:アノマリーあわよくば為替差益にも期待
次に検討できるのは、アノマリーです。アノマリーとは「理由は良く分からないけれど、特定の場合に、値動きに一定の傾向がある」ことを言います。
例えば、月曜日の窓です。月曜日に窓ができると、窓が埋まる方向に為替レートが動きやすいと言われています。
過去10年以上のデータを検証しましても、この傾向があることが分かります。
ならば、月曜日に窓ができたら、窓が埋まる方向に注力してスキャルピングする案を検討できます。
ただし、大きな利幅を狙いません。ここでは、いかに損を少なくするかに注目しています。そこで、少しの利幅ですぐに利食いして、取引を繰り返します。
(なお、窓については、別記事「FXの窓埋めトレード」にて詳細に検討しています。)
ここでは月曜日の窓をご案内しましたが、別のアノマリーを探すこともできます。
注意点としては、アノマリーは絶対ではないということです。すなわち、100%確実にアノマリー通りになるわけではないので、信頼しすぎるのは避けます。
「何もない状態に比べると、確実度がある」くらいの認識です。
攻略3:日本時間のお昼レンジ相場でスプレッド分を回収
過去のデータを見ますと、日本時間の昼は値動きが小さいです。すなわち、スキャルピングについてみれば、大きな利食いを期待できない時間帯です。
逆に言えば、他の時間帯に比べて、無茶をしなければ大損を回避しやすい時間帯だとも言えます。そこで、この時間帯を狙います。
値動きが小さいですから、レンジ相場になるのを待ちます。
利食いと呼べるほどの大きさでなくても十分です。なぜなら、ここでは損をいかに小さくするかを重視しているからです。
(とはいえ、利食いがある方が良いのはもちろんです。そこで、この方法を研究して、トータルで少額でも資産を増やしつつ、何百万通貨も取引する技術を習得するのも良さそうです。)
以上の3つは、案です。しかし、通常のトレードで資産を増やせないけれど、損を抑えてプレゼントも欲しいという場合、これらの方法を検討できそうです。
LIONFXの取引条件など
主な取引要綱
取引手数料:無料
通貨ペア:50種類
強制ロスカット:有効証拠金の額が取引証拠金を下回っている場合
最小取引単位:1,000通貨単位
両建:可能
デモ口座:無
スプレッド
0.2銭 | 1.0銭 | 0.4銭 | 0.6銭 | 0.3pips | 0.8pips | 0.4pips |
表中のスプレッドは変動の可能性がありますので、取引を始める際には、各FX業者の公式サイトなどでご確認くださいませ。(更新日:2020年11月27日)
企業概要
金融商品取引法に基づく表示
商号:ヒロセ通商株式会社
所在地:〒550-0013 大阪市西区新町1丁目3番19号MGビル
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人 金融先物取引業協会