JFXは、スキャルピングOKのFX会社です。このため、スマホアプリもスキャルピング仕様になっています。
その特徴を見ていきましょう。
メリット
・スキャルピングを気兼ねなくできるスペック
(連打注文OK、リアルタイムの為替レート更新など)
デメリット
・スマホを横にすると、チャート画面に発注画面を表示できない(縦画面ならできる)
JFXはスキャルピングOK
スキャルピング可のFX会社は、日本に少数ですが存在します(多くの場合、禁止です)。そして、スキャルピング可でも、大々的に広報するFX会社は稀です。
そんな中、JFXのトップページには、下のバナーが大きく掲載されています。
まさに、スキャルピングのためのFX口座です。
為替レートパネル
下は、JFXのスマホアプリを立ち上げた直後の画面です。為替レートパネルですが、実際に画面を見ると、あることに気付きます。
それは、為替レートの変化が早いということです。
他社のスマホアプリの場合、為替レートの更新速度は1秒ごとという例が少なくありません。しかし、JFXはリアルタイム更新です。
相場がやや荒れ気味だと、1秒で結構な値動きをする場合があります。そして、スキャルピングでは、その値動きを取りに行く例があります。
そんなとき、1秒ごとの為替レート更新では取引しづらいかもしれません。しかし、リアルタイムなら、心配不要です。
実際に取引に影響が出るかどうかは、ユーザーのトレードスタイルによるでしょうが、心配不要という時点でストレスがありません。
この心理的な作用を軽視できないでしょう。
チャート画面
では、チャート画面を検証します。初期画面は、ローソク足が表示されたシンプルな画面です。
しかし、スキャルピングOKですから、極めて高機能です。下は、移動平均線とMACDを表示したチャートです。
以下のテクニカル指標を表示可能です。全部で19種類あり、他社と比較して、とても多い部類になります。
チャート部分(最大3つ)
- 単純移動平均
- 指数平滑移動平均
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
- GMMA
- パラボリック
- スパンモデル
- スーパーボリンジャー
- High Lowバンド
チャートの下部分(最大2つ)
- ストキャスティクス
- RSI
- MACD
- DMI
- 平均足
- RCI
- ROC(変化率)
- ウィリアムズ%R
- アルティメットオシレーター
- RVI
パラメーターや線種の変更もOK
そして、各テクニカル指標のパラメーター(変数)を変更することもできます。
下の画像の通り、数字をタップで入力する方式でなく、指でドラム(のようなもの)を回して数字を設定します。感覚的に数字を設定できるので楽です。
また、線の表示方法についても、工夫があります。3種類から選べます。
- 通常線
- 点線
- 太線
線の色を自由に設定することも、できます。重要なテクニカル指標は目立つ色にして、補助的なものは点線にしたり目立たない色にしたりできます。
スキャルピングは、チャートの直感的な判断が必要になります。自分にとって最も分かりやすい配色等を使うのは、この直感的な判断の助けになります。
2画面または4画面のチャート
スマホ画面は小さいので、チャートは1画面で使うことが多いかもしれませんが、2画面または4画面で表示することもできます。
狭いスマホ画面に複数のチャートを表示する意味は?ですが、複数の通貨ペアを監視したり、マルチタイムフレーム分析をしたりする際に使います。
使用例1:複数通貨ペアの監視
例えば、米ドル/円とユーロ/円でトレードチャンスになるかもしれないと思えば、その2つの通貨ペアのチャートを同時に表示します。
そして、どちらかのトレードチャンスが近づいてきたら、1画面チャートで取引チャンスを狙います。
使用例2:マルチタイムフレーム分析
米ドル/円とユーロ/円のそれぞれについて、1時間足チャートと1分足チャートを表示します(合計4枚のチャート)。
1時間足チャートで相場の流れを判断し、1分足チャートで具体的な取引チャンスを把握します。
1時間足チャートが良い形になり、1分足チャートの形も良くなってきたというタイミングで、1画面チャートに切り替えて取引チャンスを狙います。
チャートが1画面だけの場合、上の2つの例の取引をするには、チャート画面の入れ替えが頻繁に必要になります。
それは大変ですし、切り替えタイミングを誤ると、トレードチャンスを逃したり、損したりしてしまうかもしれません。
複数のチャートを同時に表示することで、より良いトレードが可能になります。
スマホを横向きにしてチャート表示
以上のチャートは、スマホを縦向きにしている状態です。スマホを横向きにして、大きなチャートを表示することも可能です。
横表示の方が、表示可能なローソク足の本数が多くなります。
縦表示のチャートでも、スワイプすることで過去のチャートを見られますが、横表示の方が見やすいです。
この切り替えは簡単で、スマホを横向きにするだけです。為替レートの状況に応じて、簡単にお好みのチャートを見られます。
なお、ここで、JFXのスマホアプリのデメリットが1つあります。それは、横向きのチャート画面で、発注ツールを同時に表示できないことです。
このため、普段は横向きのチャートを使いたいという場合、発注段階になったらスマホを縦にして注文する必要があります。
スマホを横にするか縦にするかだけですので、時間も手間もかかりませんが、注意が必要かもしれません。
注文ツール
次に、注文ツールを検証しましょう。
スキャルピングをするには、チャート画面を見ながらの発注が必要です。そこで、JFXのスマホアプリでも、チャート画面を見ながらクイック注文ができます。
クイック注文
ワンクリックで即時注文が可能なスピード注文機能。新規、決済、ドテン、同一通貨ペアの全決済注文がワンクリックでできます。
上の注文ツール(スマホ画面の下半分)を見ますと、薄い白色になっていて、鍵マークがついている部分があります。
これは、この部分をタップしても注文しないという設定です(デフォルト設定)。
スマホは、画面が小さいです。そして、ワンタップで注文できます。このため、注文画面を出した後、うっかり触ってしまって約定するのを防止する機能です。
注文を有効にするには、発注ツール中央にある「注文する」をタップします(デフォルトでは、その上の「注文しない」が有効になっています)。
発注ツールでできること
なお、この発注ツールですが、様々な情報が表示されています。スキャルピングをしながら、画面を変えることなく自分の状況を把握できます。
下は、発注ツールに表示されている情報です。
取引設定
- 両建てあり・なし
- 許容スリッページの大きさ(pips)
- 基本の発注Lot数(1Lot=1,000通貨)
- 決済同時発注のオン・オフ
注文
- クイック注文
- 売りポジションの全決済
- 買いポジションの全決済
- 通貨別全決済
(その他の注文は、別の注文画面で発注します。)
ポジション管理
- 保有Lot数
- 保有ポジションの平均レート
- 損益(pips)
- 損益合計
ポジション管理等をするために別画面に移動する必要がありませんので、チャートに集中することができます。
注文画面
以上の注文は、チャートと同時に表示する場合でした。次に、注文画面だけを表示する場合にできることを、確認しましょう。
下は、注文画面です。
クイック注文だけでなく、様々な注文ができます。
注文方法の種類
- 成行注文
- ストリーミング注文
- 指値注文
- 逆指値注文
- トレール注文
- 時間指定成行注文
- 時間指定指値注文
- 時間指定逆指値注文
- OCO注文
- IFD注文
- IFDOCO注文(IFO注文)
- 決済同時注文
スキャルピングに適した機能いろいろ
さらに、JFXのスマホアプリには、スキャルピングに適した機能が複数あります。見ていきましょう。
その1:トレードの初期設定
トレードする際、どの通貨を何万通貨売買して、許容スリッページはどれくらいにして…といろいろ設定します。
しかし、この設定を取引のたびにやっていては、タップ数が多くなりますし煩雑です。
そこで、あらかじめ設定しておくことができます。ひとたび設定すれば、同じ設定で繰り返し取引可能です。
「通常は取引設定どおりの売買だけれど、時々違う場合もある」という場合は、異なる設定を使えます(次回以降、再び元の設定に戻ります)。
この取引設定ですが、JFXの場合、通貨ペアごとに設定可能です。
例えば、ポンド/円とNZドル/円を取引する場合、異なる数量で取引したいと思うかもしれません。と言いますのは、ポンド/円はNZドル/円に比べて値動きが大きいことが多いからです。
値動きが大きいポンド/円は、取引数量をやや少なくしたいという具合です。こういった要望に応えるツールです。
以下の内容について、事前に設定できます。発注画面を出すと、ここで設定した内容が自動で反映されます。
トレードの事前設定例
- 通貨ペア
- Lot数(1Lot=1,000通貨)
- 許容スリップ(許容スリッページ)
- 指値幅
- トレール幅
- 決済pips差注文(取引開始後の決済注文自動発注)のオン、オフ
- 決済pips注文をオンにする場合の利幅と損切り幅
その2:ショートカットメニューの設定
スマホアプリの最下部には、良く使うメニュー一覧が表示されています。下の画像の場合、掲載されているメニューは6つです。
- レート一覧
- チャート
- ポジション一覧
- 注文一覧
- クイック注文
- 通常注文
しかし、これらは、JFXが良く使うだろうと判断したメニューであり、全てのユーザーにとって使い勝手が良いというわけではありません。
そこで、表示したいメニューを自分で設定することができます。下は、ショートカットメニューの設定画面です。
では、どのメニューを並べるのが良いでしょうか。JFXでは、スキャルピング愛好家向けとして、下の案を紹介しています。
JFXには、万の単位の顧客がいます。そのユーザーの動向は、手に取るようにわかるでしょう。それを踏まえて案を出してくれていますので、興味深い内容です。
デフォルトの設定では、「レート一覧」が最も左に配置されています。しかし、4つの案のうち、レート一覧が採用されているのは1つしかありません。
また、「注文一覧」「クイック注文」「通常注文」に至っては、どの案にも採用されていません。スキャルピングをするユーザーは、これらの機能をあまり使っていないと分かります。
スキャルパー御用達スキャルピング向きのショートカットメニュー
では、不採用となった3つの代わりに採用されているのはどれか?ですが、以下の3つです。
- 約定履歴
- 期間損益集計
- 証拠金状況
- マーケットナビ
スキャルピングは、他の手法に比べて1日のトレード回数が多くなります。よって、約定履歴や期間損益集計が注目を集めます。
また、数pips~10pipsくらいという感じで、利幅・損失幅ともに小さいですから、しっかりした利食い額を得るにはレバレッジを高くする場合があります。
「証拠金状況」は、高レバレッジ取引をする際に重要なツールです。
また、「マーケットナビ」では、FX業界の著名人、小林芳彦氏の相場見通しを確認できます。
小林芳彦氏
「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」で、6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」で5年連続第1位を受賞。
下は、マーケットナビ内にある「モーニングショット」の画像です。毎朝、小林さんの音声で、相場見通しを聞くことができます。
モーニングショットだけでなく、「イブニングショット」もありますので、毎日2回、相場見通しを確認できます。
その3:プッシュ通知
スキャルピングが大好きな場合でも、ずっとチャートを眺め続けるわけにはいきません。また、重要な経済指標発表の見落としがあってはいけません。
そこで、特定の条件になったときに、スマホにプッシュ通知が出る仕組みがあります。
JFXで使えるプッシュ通知は、以下の通りです。
重要な経済指標発表の10分前に、通知します。
経済指標発表後に、通知します。
事前に設定した為替レートに到達すると、通知します。
一定の時間で一定以上の値動きがある場合に、通知します。対象となる通貨ペア、時間、値動きの大きさは、自由に設定できます。
その4:アプリ動作設定
さらに、アプリ起動時にどの画面を出すか、チャートの為替レートの更新間隔をどれくらいの時間にするか?も選べます。
選択肢は、以下の通りです。
レート更新間隔
- リアルタイム(初期設定)
- 0.5秒
- 1秒
- 2秒
チャート更新間隔
- 0.5秒
- 1秒(初期設定)
- 2秒
損益計算更新間隔
- 0.5秒
- 1秒(初期設定)
- 2秒
- 3秒
- 4秒
- 5秒
スキャルピングをする場合、チャート更新間隔は0.5秒が選択肢になります(デフォルトは1秒)。1秒の場合に比べて、為替レート変動を早くチャート画面上に表示できます。
すなわち、その分だけ正確なトレード判断が可能になります。
ポイントプログラム・キャッシュバックなど
JFXでは、自動的にポイントがもらえたり、トレードするとオリジナル食品がもらえたり、キャッシュバックされたりなど、豊富なサービスがあります。
順番に確認しましょう。
楽天リワード
楽天を使っている人にとって、良いお知らせです。JFXのスマホアプリにログインすると、自動的に楽天ポイントが貯まります。
【ミッション内容】
アプリ内ログインで1日1ポイント
スキャルピングやデイトレードをしていると、いつの間にか貯まっているというプログラムです。
豊富なキャンペーン
各FX会社で開催されているキャンペーンですが、JFXにもあります。キャッシュバックとプレゼントの2本立てです。
この記事を書いた時点のプレゼントは、宮崎牛ステーキとカレーのセットでした(毎月変わります)。
JFXは、スキャルピングOKです。
仮に、1回の取引が10万通貨だとしましょう。1日に2回取引して、それを1か月間(20営業日)続けると、合計で400万通貨になります。
キャッシュバック対象になる数百万通貨の取引は、一般的にハードルが高いです。しかし、それでも達成できるのが、スキャルピングの特徴です。
なお、取引数量が少なくても、キャンペーンの対象になります。この記事を書いた時点では、下の「あられ」です。わずか1万通貨の新規取引でもらえます。
取引数量が少なくても、楽しめます。
まとめ
以上、JFXの特徴を概観しました。スキャルピング禁止としているFX会社が多い中、スキャルピングを前面に出してアピールしている点が、大きな特徴です。
取引すればするほど、対象キャンペーンも豪華になります。スキャルピングをしたい人にとって、JFXは有力な候補になります。