MACDの基本的な使い方

MACDには、様々な使い方があります。ここでは、デイスキャFXでの使い方を確認します。

デイスキャFXでは、MACDを以下の目的で使います。

すなわち、MACDは極めて重要な要素だと分かります。MACDがないと、デイスキャFXは機能しないと言っても過言ではありません。

基本的な使い方の詳細につきましては、デイスキャFXのトレード手法【詳細】を記述している、別記事「スキャルピングの手法-インジケーターとトレードへの応用」でご確認ください。

この記事では、さらに深い使い方を考察します。

1時間足でのMACDの役割

1時間足では、MACDはトレンドの方向性を確認するために使います。

下のチャートの下部分に、MACDが表示されています。これがプラスだったら、上昇が優勢です。逆に、マイナスだったら、下落が優勢です。

MACDの上昇・下落示唆イメージ

ただし、「プラス=買い」「マイナス=売り」ではありません。

マイナスからプラスに転換して、上昇の勢いが大きくなっているときが、上昇優勢です。プラスであっても、MACDがマイナス方向に進もうとしている場合などは、既に上昇の勢いが弱くなっています。

この場合は、「プラスだけど、上昇はもう優勢でないかもしれない」という判断になります。この判断は、個別にチャートを見ながら判断することになります。

下落の場合も、同様です。

プラスからマイナスに転換して、下落の勢いが大きくなっているときが、下落優勢です。マイナスであっても、MACDがプラス方向に進もうとしている場合などは、既に下落の勢いが弱くなっています。

5分足と1分足のMACD

5分足と1分足については、MACDは同じような役割をします。よって、同時に考察します。

勢いの強弱

上昇の勢いと下落の勢いでどちらが強いか?については、1時間足と同様に判断します。単純にプラスかマイナスか?で判断しないようにしましょう。

プラスからマイナスに変わった瞬間、または、マイナスからプラスに変わった瞬間あたりが、とても重要なポイントになります。

MACDがゼロより上か下か

MACDを見ますと、2本の曲線で構成されていることが分かります。この2本の線ですが、「MACD」「シグナル」と呼ばれています。

そして、MACDにはプラス圏とマイナス圏があります。

ここで、重要なポイントがあります。

ポイント

「MACDがプラス圏で、ゴールデンクロスになるとき」に買う。
「MACDがマイナス圏で、デッドクロスになるとき」に売る。

なお、マイナス圏でMACDがプラス転換(棒グラフがプラスに変化)する場合が、強い買いシグナルと呼ばれる場合があります。

デイスキャFXについては、逆です。

ただし、MACDがマイナス圏で棒グラフがプラスに転換するときに買ってはいけない、という意味ではありません。デイスキャFXにおいては、上で示したポイントの方が、より望ましいという意味です。

といいますのは、1分足や5分足で取引する場合、取引開始から終了までの時間は短いです。大きなトレンドで大きな利幅を狙うのではなく、大きなトレンドで小さな利幅を狙います。

これが、スキャルピングやデイトレードです。

よって、底値を狙うという思想ではありません。MACDがプラス圏にあるとはすなわち、上昇優勢です。その場面で、取引します。

ダイバージェンス

MACDでは、ダイバージェンスの理解も重要です。正確には、ダイバージェンスとコンバージェンスの2種類がありますが、ここでは区別しないで「ダイバージェンス」と表現します。

下のチャートで確認しましょう。ここに、ダイバージェンスが出現しています。

ダイバージェンスの概念図

デイスキャFXでは、ダイバージェンスが自動で表示されます。また、ダイバージェンスが発生する場合、トレードに使うための補助線(水平線)も表示されます。

ダイバージェンスの2本の直線の引き方ですが、以下の通りです。

一方の傾きがプラスで、もう一方の傾きがマイナスの場合、ダイバージェンスになっていると言います。

下落示唆ダイバージェンスの実例

下落示唆のダイバージェンス

一般的に、ローソク足の山と山を線で結んでできた線でダイバージェンスができている場合、今後の為替レートは下落しやすいと言われます。

すなわち、下落警戒です。売りで取引を考えているときには、売りの根拠を補強する材料になります。

買いサインが出現したら

下落警戒のダイバージェンスが出現した直後に、買いサインが出現する場合があります。この場合は、買いません。といいますのは、下落警戒と買いサインが同時に出現するという、矛盾する状態になっているからです。

これは、極めて重要なポイントです。

上昇示唆のダイバージェンス

逆に、ローソク足の谷と谷を線で結んでできた線でダイバージェンスができている場合、今後の為替レートは上昇しやすいと言われます。

すなわち、上昇警戒です。買いで取引を考えているときには、買いの根拠を補強する材料になります。

売りサインが出現したら

上昇警戒のダイバージェンスが出現した直後に、売りサインが出現する場合があります。この場合は、売りません。といいますのは、上昇警戒と売りサインが同時に出現するという、矛盾する状態になっているからです。

下のチャートの通りです。ローソク足の谷と谷を結んでいることに注目してください。

上昇示唆ダイバージェンスの実例

ツールを使って、ダイバージェンスを把握

通常ならば、ダイバージェンスの使い方には慣れと訓練が必要です。といいますのは、グニャグニャと曲がった線から、自分でダイバージェンスを見つけなければならないからです。

しかし、デイスキャFXのツールでは、ダイバージェンスになった時に自動で表示する機能があります。

よって、ダイバージェンスになっているかどうか?を探すために神経を擦り減らす必要はないでしょう。

ポジション保有中にMACDが転換するとき

別記事「スキャルピングの手法-インジケーターとトレードへの応用」で、スキャルピングなのに大きな利幅を狙うパターンをご案内しています。

下は、その説明図です。

大きな利食いを狙う場合

スキャルピングで大きな利幅を狙う場合、ポジション保有中に、1分足のMACDがプラスからマイナスに転換してしまうことがあります。

基本的には、MACDが転換しても、そのままポジションを維持します。そして、大きな利幅を狙います。

ただし、買って取引しているときに、下落警戒のダイバージェンスが出現する場合は、決済します。売りで取引しているときは、上昇警戒のダイバージェンスが出現したら決済します。

トレールの工夫

別記事「スキャルピングの手法-インジケーターとトレードへの応用」で、トレールについてご案内しています。さらに一歩進んだトレールを紹介しましょう。

大きな利幅を狙う買いポジションがあるときに、MACDがマイナスに転換するとしましょう。この場合、ダイバージェンスでなければ、そのままポジションを保有し続けます。

すると、為替レートは、ジワジワと下落する場合が多いです。その後、再び為替レートが上昇に転じると、MACDもプラスに転じます。

MACDがプラス転換したら、逆指値注文の位置を上に移動します。

取引開始後最初のトレール:
買値と同じか、わずかに上の位置に逆指値を移動する。逆指値が成立しても、損になりません。

MACD反転後のトレール:
逆指値が成立しても、プラスの成績を確保できます。

常に大きな利幅を狙っても、それが成功するわけではありません。そこで、逆指値が成立しても良いように工夫します。

その様子を示したものが、下のチャートです。逆指値注文の位置を徐々に上げる様子をご確認ください。

トレード中に逆指値注文(損切り)を移動する
トレール注文例

チャート内、矢印1の先に、緑の矢印があります。この場面で買ったとします。このとき、損切り注文はEMAの線の下に置きます(添付のチャートでは、EMAの線が十分に表示されていません。大きな画面にすると、EMAも全部表示されます)。

その後、為替レートは直近高値を上回りました。すなわち、矢印2部分にある、白の破線を超えました。よって、損切りの逆指値注文を、買値または買値の少し上に移動します。

これで、逆指値注文が成立しても、損しません。

その後、矢印3の先の白い四角部分で、MACDがマイナスになり、再びプラスに戻りました。そこで、矢印3の位置に逆指値注文を移動します。

こうすることで、逆指値注文が成立しても、プラスの収益を確保できます。

その後、為替レートは大きく上方に吹き上げました。よって、指値注文が成立し、期待通りの利食い額を得られたという結果になります。

FX取引ツール【デイスキャFX】

この記事は、MT4ツール「デイスキャFX」の使い方を解説した記事です。よって、このツールの使用を推奨するものではありません。また、このツールは、将来の為替レートを予測するものではありません。本記事の情報は、その完全性・正確性・有用性について保証しません。閲覧者が、本記事の情報を直接または間接に利用したことで被ったいかなる損害についても、当ウェブサイト運用者及びゆったり為替は一切の責任を負いません。

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