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両建ては相場急変の救世主?

FXでは、同一通貨ペアで 「買い」 と 「売り」 のポジションを同時に持つことを『両建て(りょうだて)』といいます。

両方のポジションを持つことに、どんな意味があるでしょうか。まず、両建てした場合のデメリットをピックアップしてみます。

両建てのデメリット

取引手数料が倍になる。(現在は無料の会社が多い)

買いと売りの両方を実行します。よって、買いまたは売りだけの場合に比べて、取引手数料は2倍になります。

スプレッドも2倍

同様の理由により、取引コストであるスプレッドも、二重に必要になります。

スワップポイント

一般的に、支払いのスワップポイントは、受取りのスワップポイントよりも大きいです。すなわち、買いと売りで同じ数量だけポジションを持つと、合計で損してしまいます。

また、為替レートの動きと両建ての関係は、以下の通りです。

円安のとき

円高のとき

このように、為替レートが動くとき、利益と損失が相殺されます。しかし、取引コストが二重に必要なため、合計で損益はマイナスになります。両建てポジション自体、意味のないものになってしまいます。

また、両建の利益が出ている方を利食いしたとしても、もう一方に含み損が出ています。その含み損をどうすれば良いでしょうか。

その含み損が解消してから決済すれば、その両建ては成功です。トータルで利益となるからです。しかし、その含み損が解消するかどうか、運にゆだねることになります。運任せだと、悪い方向に為替レートが進むと、損失が大きくなってしまいます。

結局、両建ては割に合わないトレード手法だということになります。

両建てのトレードが有効に機能する場合

しかし、相場に「絶対」はありません。そこで、両建てが有効に機能しうるトレード案をご案内します。例えば、豪ドル/円(AUD/JPY)です。

下のチャートは、セントラル短資FXからの引用です。20年の月足チャートです。これを見ると、豪ドル円の特徴が分かります。それは、「長期間、一定の範囲で上下動している」です。これを利用して、両建てのトレード案ができます。

AUD/JPY月足チャート(20年)

下のチャートは、上のチャートに赤と青の枠を付けたものです。赤と青で、それぞれ以下のトレードをします。

まず、赤枠の部分は超円高です。過去20年で考えた場合の円高です。仮で、赤の範囲を豪ドル円=55円~70円としました(もっと円高でも構いません)。この範囲で、大きく買います。例えば、10万通貨買うとしましょう。

この買いポジションからは、毎日のようにスワップポイントをもらえます。そして、為替レートは青枠に移動しました。円安です。

すなわち、赤枠部分で買ったポジションは、大きな含み益があります。

次に、青枠部分の取引です。自由に売ります。「今売ったら勝てるな!」と思えば、自由に売ります。ただし、売る数量は少しにします。例えば、1,000通貨だったり、2,000通貨だったり。

赤枠部分で買ったポジションは保有し続けています。そして、青部分で売っています。よって、両建てになっています。

両建てになった後の展開

青部分で売ったポジションについては、スワップポイントがマイナスです。しかし、赤枠部分で大きく買っています。スワップポイントの合計はプラスです。

よって、スワップポイント損の問題は発生しません。

また、青枠部分で売った後、円高になった時点で売りポジションを決済すれば、利食い完了です。この間も、赤枠で買ったポジションは継続して保有を続けます。

青枠部分で売った後、残念ながら円安方向に進む場合もあるでしょう。この場合は、損切りしてもいいですし、そのまま放置でも構いません。

と言いますのは、売ったポジションが含み損になるということは、赤枠で買ったポジションの含み益が大きくなるということだからです。上の例ですと、ポジションは以下の通りです。

売った後に、豪ドル/円(AUD/JPY)が1円の円安になったとしましょう。この時の含み損と含み益の変化は、以下の通りです。

含み益が大きくなりました。よって、無理に損切りする必要がありません。再び円高になるのを待ち、含み益に転じてから決済しても良いでしょう。含み損ポジションを保有し続けるのが気持ち悪い、という場合は、損切りしても構いません。

売りポジションの数量が少ない理由

なお、売り取引の数量を極めて小さくしているのには、理由があります。仮に、長期保有の買いポジションが10万通貨で、青枠部分で8万通貨を売ったとしましょう。

その後、円安になってしまった場合、追加で売って取引するのが難しくなります。というのは、これ以上買うと、長期の買いで持っているポジション数に近づいてしまうからです。

仮に、売りの数量の方が多くなってしまうと、円安になると損です。スワップポイントも、合計で損になります。

よって、精神的な余裕を確保するためにも、売りの数量は長期保有の買いよりも圧倒的に小さいことが必要です。

青枠部分で1,000通貨だけ売っていて、円安になったとしましょう。この場合、追加で1,000通貨を売るのは余裕です。買いのポジションは10万通貨もあるからです。

心の余裕は、チャートを正確に読めることにつながります。変な焦りも出てきません。こうして、どんどん売りで勝負できます。

両建てトレードは損切り不要

上の例で特徴的なのは、「損切りしなくても良い」ということです。損切りしなくても、損になりません。青枠部分で売ってから円安になると、含み損です。しかし、合計では利益が増えています。

円高に動いたら、売ったポジションを決済して利益です。円安に動いたら、買いポジションの含み益が大きくなって、合計で利益大です。

円高でも円安でもプラスの成績で、しかも、損切り不要です。

両建てのトレード手法は、一般的には避けるべきと言われます。しかし、今回ご案内した手法に関しては、例外的に有効だといえそうです。

くりっく365の両建ての特徴

取引所FX(くりっく365)の場合、店頭FXの両建てとは異なります。

このような特徴があることから、両建てした場合のコスト負担が店頭FXよりも軽減されます。

はじめから両建てを前提としたトレード戦略を立てることはあまりお勧めできませんが、「くりっく365」には、こうしたメリットが他にもあることを知っておきましょう。

次ページでは、インジケーターを利用した「移動平均線を使ったトレード手法」を紹介します。

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