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ひろぴーのスイングトレード

ロスカットの設定~実践編

これまで例にあげてきた、カナダドル/円【CAD/JPY】のチャートを使って、具体的に損切り(ストップロス)設定に関しての説明をしていきます。

まず、前回記事でテーマにした「戻り売りポイント」を、下図カナダドル/円【CAD/JPY】の日足チャートで見てみましょう。ピンク色の楕円で囲った部分はエントリーポイントです。

CAD/JPY日足チャート(2016年1月)

このエントリーでの損切り設定値について考えてみたいと思います。

「戻り売り」ポイントを4時間足で確認

日足でのエントリーポイントを、今度は4時間足チャートで確認してみます。オレンジ色の大きな楕円部分が日足エントリー部分です。

日足ではわずかな戻りに見えますが、4時間足で確認すると戻り売りのタイミングが数回あったことが分かります。4時間足に細分化して確認することで、タイミングを細かく図ることができますので、あと10~20pips引き付けてエントリーすることが可能になります。

このちょっとした手間が、ストップやリミットを置く際に有効になることが多いので、是非習慣にして下さい。

CAD/JPY4時間足チャートの損切りポイント図

損切りの位置はどこに置くべきか?

赤い楕円で囲った箇所(①②)が、この4時間足チャート上でベストな損切り値だと思います。この損切りポイント2カ所について説明していきますが、『損切りの入れ方』をおさらいしておきましょう。

損切りポイント1~楕円①

直近高値が89.136円ですから、その10pips程度上に損切りを設定します。具体的には89.25円~89.30円程度が適切だと思います。

損切りポイント2~楕円②

日足でエントリー(トレード)しているということを踏まえ、90円の少し上90.10円に置きます(90円という数字に関しては後述します)。

二つの損切りポイントを考える理由について

トレードするうえで一番大切なこととして、以下の点を伝えてきました。

エントリーの際、利食いはともかく、損切りの位置を絶対に決めないといけません。損切りを決めて、とるべきリスクを確定させて、ようやく利食いポイントを探しにいきます。

ロスカットにあった場合の損失額

また、リスクコントロールの大切さも伝えてきましたが、ここで実際にとれるリスクを考えてみましょう。ロスカットにあった場合の損失額を、以下のトレード条件で考えてみます。

カナダドル/円【CAD/JPY】:売り

約定価格:88.60円

取引単位:1,000通貨単位

取引数量 損切り①89.25円 損切り②90.10円
1,000通貨 -650円 -1,500円
2,000通貨 -1,300円 -3,000円
3,000通貨 -1,950円 -4,500円

たとえば、損失は1,000円以内に抑えたいという場合は、4時間足ベースの①にロスカットを置き、取引数量を1,000通貨でトレードする。あるいは、損失は5,000円以内に抑えたいという場合は、日足ベースの②にロスカットを置き、取引数量を3,000通貨でトレードするなど。

このように、トレードの方法や考え方は自由です。しかし、どれだけ損失を許せるかを最初に決めておき、取引数量やロスカットポイントを設定することが大切です。

損切り値はキリの良い値からズラす事!

「なぜ90円ちょうどではなく、90.10円なんて半端な位置に損切りを置くの?」そう思われた方も多いと思いますが、それには理由があります。

売りのポジションを持っている場合、ストップはキリの良い数字の少し上に置くと、良い結果を得られる場合が多いようです。

例えば、ドル円ならば、120.00円の少し上、あるいは119.50円の少し上ということです。円を含まない通貨ペアの場合、例えば、ユーロドルでしたら1.1000や1.0950の少し上ということです。

ですので、カナダ円は90円というキリの良い数字の上の90.10円あたりにおくと良いでしょう。

キリの良い数字は『心理的節目』

キリの良い数字は心理的節目とよく言われておりますが、そこは世界のヘッジファンドがストップロスを置くポイントです。また、キリのより数字にはオプショントレードという、大きな玉が置かれております。

キリの良い数字を防衛する、防戦売買が行われているのです。ですから、切りの良い数字の少し上にストップロスを置くことで、この攻防に巻き込まれないですむ可能性があります。

キリの良い数字を突破した場合は、防衛側は負けてしまったということになります。そのまま放っておくと、損失が大きくなってしまいますから、防衛のために作った大きなポジションを清算しなければなりません。

こうしてストップロスを誘発します。ストップロスが誘発されると、キリの良い数字を突破した方向への流れが大きくなることがあります。その場合は、少し上に置いたストップロス(90.10)が安全装置となり、損失を限定することになります。

よって、前回の記事の復習も兼ねてになりますが、損切りの位置は、

この二つを理解して頂ければと思います。

なお、オプションって何?っと思われてしまった方は、説明を始めると1万文字ぐらいかかってしまいますので、お時間があるときにでも調べてみてください(汗)

「そうなんですね~」ぐらいで理解していただければOKです。

次の回では、利食い(リミット)のタイミングについて考えてみます。

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