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米ドル/円は円安になりやすい?それとも円高?

FXは、売りからトレードを始めることも、買いから始めることも可能です。そして、売るときも、買うときと同様に簡単に始められます。

しかし、心情的には、買いのほうがトレードしやすいかもしれません。

そこで今回は、米ドル/円(USD/JPY)について、円安になる場合と円高になる場合を比較しましょう。このデータを確認すれば、売りのトレードも積極的に考慮すべきと分かります。

取引チャンスを「半分」捨てている?

日足を使って、米ドル/円(USD/JPY)が円高になりやすいかどうかを調べました。

前日の終値よりも本日終値の数字が大きければ、円安です。そして、逆なら円高という具合です。なお、データは「くりっく365」から引用しています。くりっく365は公的な性質を有する取引所で、日々のデータが公開されています。

検証期間は、2005年7月1日~2018年6月30日です。すなわち、くりっく365がサービスを始めた日以降のデータです。10年以上ありますから十分な期間でしょう。

検証結果は、日足ベースで・・・

円安になる確率と円高になる確率を比較すると、ほとんど同じという結果になりました。すなわち、円安になる方向だけに注目していると、取引機会の半分を自動的に捨てているということになります。

円安になるとき、円高になるときの値幅はどうだろう?

次に、円安になるときにどれくらい円安になるのか、逆に、円高になるときにどれくらい円高になるのかを確認しましょう。

どちらかが大きく動くとわかれば、そちらの方向でトレードするときに大きな利食いを狙える可能性があります。円高・円安それぞれの平均値は以下の通りです。

円安・円高を問わず、値動きの平均値は同じという結果になりました。すなわち、円安になるとき、平均的に見て、1日で47銭の円安になります。円高になるときも、1日でおよそ47銭動きます。

なお、変動幅の分布は下のグラフの通りです。上側のグラフは円安になる場合、下側は円高になる場合です。また、縦軸は前日終値と本日終値の差、横軸は回数です。

米ドル/円(USD/JPY)の円安バックテスト
米ドル/円(USD/JPY)の円高バックテスト

多少の違いはありますが、円高になる場合も円安になる場合も、おおむね同じ傾向であることが分かります。

すなわち、1日の値動きが大きい日数と小さい日数を比較すると、値動きが小さい日数が多いことが分かります。

このため、「取引を始めたけれど、値動きが小さくてつまらないな」という日が連続したとしても、それは仕方がないと言えそうです。時々、大きな値動きがやってきます。その時に利食いを狙うと、良い結果を得られるかもしれません。

あるいは、デイトレードをする場合は、小さな利食いを数多く積み重ねると、毎日楽しめるでしょう(時々起きる大きな値動きに注意しながら、です)。

円安または円高が連続する場合

次に、円高または円安となる日が連続する場合を考察しましょう。トレードをしていると、「今日も円安か。これで3日連続だな」とか、「また円高だ。何日続くんだろう?」という場合があります。

そこで、日足で円安または円高が連続する場合、どのような傾向があるのか確認してみましょう。

下に2つのグラフがあります。上側は、連続で円安になった日数と、それが出現した回数を示しています。下側は、円高の場合です。

米ドル/円(USD/JPY)が連続で円安になった日数グラフ
米ドル/円(USD/JPY)が連続で円高になった日数グラフ

こちらも、円安の場合と円高の場合で、同じような傾向があります。

日足で、円安になる確率と円高になる確率は、両方とも50%くらいだと確認しました。よって、連続で円安になる場合も円高になる場合も、1日のびるごとに回数が半減していきます。

ただし、完全に半減というわけではありません。

円安になる場合

2日連続で円安になった回数は、798回です。ということは、3日連続で円安になる回数は、798回の半分で399回くらいと予想できます。しかし、実際には365回しかありません。

また、3日連続で円安になった回数が365回なので、4日連続で円安になる回数は、その半分の182回くらいだと予想できます。しかし、実際には162回しかありません。

すなわち、連続して円安になる場合、その次の日も円安になる確率は、50%よりも低いことが分かります。確率を数字で出しますと、45%前後となります。円高の場合も、同様の傾向が見られます。

検証結果の考察

上の結果をまとめましょう。

米ドル/円(USD/JPY)を日足で考えるとき、円高になる確率と円安になる確率は、ほぼ同じです。そして、円安になるときと円高になるときで、値動きの大きさも平均的にはほぼ同じです。

また、円安または円高が連続する場合の比較においても、ほとんど差はないという結果でした。

以上のことから、「円高方向に動く場合の取引を捨てると、取引機会を自ら50%も減らしている」ということになります。

実にもったいないです。

しかし、何か大きなショックが発生したときに、ドカンと大きく円高になった記憶があるな・・・という方も多いことでしょう。確かに、そのようなことがありました。

例えば、阪神淡路大震災(1995年)の後、そして、東日本大震災(2011年)の後です。

しかし、それは2005年7月1日~2018年6月30日という10年以上の期間のうちの、わずか2日~3日です。その印象をもって10年全体に当てはめることは不適切でしょう。

「円高は怖い」「下げ相場で売るのはどうも・・・」という固定観念を捨てましょう。過去10年以上について、円安になるときと円高になるときの値動きはほぼ変わらないのです。

「売りも買いと同じくらいに取り組もう!」

次のページでは、「売りが苦手」という方に向けて”克服方法”を提案していきます。売りの苦手意識を克服できれば、脱・初心者に三歩前進です。

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