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トラリピで豪ドル/円をトレードする方法と時期

豪ドル/円(AUD/JPY)は、スワップポイントが大きくて値動きも大きい通貨ペアです。まさにトラリピにピッタリと言えるでしょう。

では、いつトラリピを始めると効果的でしょうか。今回は、「いつ」に焦点を当てて考察しましょう。なお、スワップポイントはプラスが良いので、買いのトラリピを実行します。

豪ドル/円(AUD/JPY)の長期チャート

最初に、豪ドル/円(AUD/JPY)の長期チャートを確認しましょう。

下のチャートは、豪ドル/円(AUD/JPY)の月足チャートです(2002年2月~2018年9月)。マネースクエアからの引用です。

豪ドル/円(AUD/JPY)長期チャート

大きなチャートを縮小していますので高値と安値が読みづらいですが、高値は107円くらい、安値は55円くらいです。

リーマンショックの豪ドル/円

チャートの真ん中あたりで、真っ逆さまに円高になっている部分があります。これは2008年のリーマンショックです。2010年代にも様々なイベントや事件が発生していますが、2008年のリーマンショックに勝るものなしという感じがします。

このリーマンショック時の値動きで注目できるのは、1999年~2000年にかけての円高の値とほぼ同じ値で円高の動きが止まったということです。豪ドル/円(AUD/JPY)=55円前後です。

リーマンショックのような巨大なエネルギーをもってしても、55円を大きく超えた円高になりませんでした。

そこで、トラリピで豪ドル/円(AUD/JPY)を買うときには、この55円が一つの目安になるでしょう。

豪ドル/円のレンジ幅

次に、円安方向に目を向けますと、およそ105円~110円が天井になっています。というわけで、この長期チャート全体をボックス相場だと見なすことも可能です。ボックス相場だとしてしまいましょう。

この結果、ボックス相場の範囲は55円~105円となります。

レンジでの仕掛け戦略

そして、これだけの広いレンジに対して、100銭ずつトラップを仕掛けたとしましょう。すなわち、以下の通りです。

・104.00円で買って105.00円で決済
・103.00円で買って104.00円で決済
・102.00円で買って103.00円で決済
   ・
   ・
   ・
・56.00円で買って57.00円で決済
(55.00円まで円高になってもOKな証拠金を準備)

こうすれば、為替レートが広い範囲でどのように動いてもトレード可能です。しかし、注意点があります。必要証拠金です。いくらになるでしょうか。

指値注文がすべて成立するとき、必要な証拠金は138万円くらいになります。簡単に用意できる額ではないかもしれません。簡単に用意できるという場合は、55円~105円に広くトラップを仕掛けるトラリピを検討できるでしょう。

しかし、55円~105円に広くトラップを仕掛けても良いのですが、100円前後で買うと、円高になるときに含み損が大きくなって面白くないかもしれません。そこで、90.00円まで買うことにしたとします。

・90.00円で買って91.00円で決済
・89.00円で買って90.00円で決済
・88.00円で買って89.00円で決済
   ・
   ・
   ・

この場合、必要証拠金は73万円くらいになります。高値のトラップを消すだけで、必要証拠金がかなり少なくなりました。

さて、今までのお話は前置きです。このようなトラリピの設定を考えて73万円を準備しました。では、「いつ」トラリピを開始すれば良いでしょうか。

トラリピを開始するのに最良のタイミングは?

例えば、豪ドル/円(AUD/JPY)の現在値が95円だとしましょう。90円以下でトラリピしますからトレードできませんが、仕方ありません。為替レートが下落するのを待ちます。

こう考えると、トラップがない円安の範囲でトラリピを始めるのは、最良とは言えないでしょう。

では、逆に、円高の時はどうでしょうか。現在値は65円だとします。すると、取引開始のクリックをしたら、為替レートの動きに従って売買を繰り返します。円高だからと言って、特に大きなメリットはないかもしれません。

・・・という考えはもったいない可能性があります。

というのは、56円~90円まで1,000通貨ずつ買う資金は既に準備していますので、有効活用したいからです。

現在値が65円の場合、66円~90円の範囲で買うはずだった25,000通貨(1,000通貨×25本のトラップ)を成行で一気に買っても良いでしょう。

そして、以下の通り順に決済していきます。

・67円になったら1,000通貨を決済
(その直後、66円買い67円決済のトラリピ始動)
・68円になったら1,000通貨を決済
(その直後、67円買い68円決済のトラリピ始動)
・69円になったら1,000通貨を決済
(その直後、68円買い79円決済のトラリピ始動)
(以下続く)

こうすれば、56円~90円まで買える資金を有効活用しながら、かつ、大きな利食いを狙えます。

65円で買った1,000通貨を90円で決済するとしましょう。利食い幅は25円(2,500銭)にもなりますから、25,000円の利食いです。なおかつ、スワップポイントを毎日獲得できます。

為替レートが65円から90円になるには、かなりの時間がかかるでしょう。その間、トラリピで利食いしながらスワップポイントをもらい続けます。

以上の検討結果から、「買いトラリピを始めるならば、(可能ならば)円高の時が良い」という結論になるでしょう。

トレード手法のリスク

最後に、このトレード手法のリスクを一つ確認しておきましょう。

一気に買った後、いまだかつてない円高がやってきて損切りになる場合が厳しいです。66円~90円で買うはずだった25,000通貨を買わずにいれば、損切りになるときのダメージは小さくなるでしょう。

リーマンショックでも大幅に突破できなかった55円ですが、相場に絶対はありません。どこまでのリスクを許容するか?の問題となるでしょう。

(しかし、この例では56円~90円で買うことを決めて資金を準備したのですから、円高時に一気に買うことは合理的だとは思います。)

次のページでは、同じリピート系注文の「ループイフダン」(アイネット証券)の特徴を考察します。

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