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リピート系注文の損失拡大を回避する方法

どんなにFXが上手な人でも、含み損になったり確定損を計上したりします。また、スプレッドがプラスである限り、トレードを始めた瞬間にすでに含み損です。すなわち、マイナスからのスタートです。

(例)米ドル/円(USD/JPY)

【売 100.000|買 100.003】

スプレッドは0.3銭ですから極めて狭いです。このときに1万通貨買うと100万30円必要です。買って即座に売ると、100万円で売れます。すなわち、30円損しています。極めて狭いスプレッドでも、取引を始めた直後は含み損になります。

マイナスからスタートして、いつもプラスの成績に転換できれば満足ですが、それができないのが相場です。

小さな利益を積み上げたかと思えば、損切りできずに巨大な損を抱えてしまうという人は大勢いることでしょう。この様子を表現する言葉として、「コツコツドカン」「利小損大」などが生み出されてきました。

トラリピ、ループイフダンそしてトライオートでも、残念ながら含み損になります。為替レートが上下動を続けていれば利食いを繰り返しますが、それ以上に損失が大きくなってしまうと、場合によっては強制ロスカットになってしまうかもしれません。

強制ロスカットになってしまうと、資金の多くが失われてしまいます。すると、再びFXの世界に戻ってくるのは、資金面から見ても精神面から見ても難しいかもしれません。

そこで、強制ロスカットや大きすぎる損失を回避するために、トラリピ、ループイフダンそしてトライオートは損切りについて様々なサービスを顧客に提供しています。含み損が出ても、適切なレートで損切りをすることによりトレードを再開できます。

では、それぞれについて損切りの仕組みなどを確認しましょう。

損失拡大を回避する設定(このページの目次)

トラリピ編

トラリピでは、取引注文を入力する際に損切りレートを設定する欄があります。そこで、(買いトラリピの場合)ここよりも円高になったら損切りしようというレートを決めて入力します。

下のキャプチャはマネースクエアからの引用です(以下同じ)。真ん中の少し下に損切りレート(ストップロス価格)を入力する欄があります。入力欄が少しグレーになっていることから分かりますとおり、ここは空欄にできます。

すなわち、損切りなしの設定も可能です。

トラリピの損切り設定

トラリピは「果報は寝て待て」という感じののんびりしたトレードを推奨しています。すなわち、強制ロスカットになるような設定でなく、どれだけ円高になっても運用を続けられることが理想です。

よって、取引開始前の準備が最も重要でしょう。円高になったからといって焦りが出るような資金管理だと、下のキャプチャ内のトラリピ君のように寝ながら待つというわけにはいかないでしょうから。

では、どのようにして必要な資金量やトラリピ設定を計算すれば良いでしょうか。マネースクエアでは、計算に必要なツールを公開しています。下のキャプチャ「らくトラ運用試算表」がそのツールです。

キャプチャの真ん中あたりの入力欄に、赤枠と矢印を追加しました。この部分に取引したい内容を入力します。

運用資産用

すると、下のキャプチャの通り、試算結果が表示されます。これを見れば、全ての注文が成立するときに必要な資金量、含み損の額、レバレッジなどがすぐに分かります。

下の試算表では、豪ドル/円(AUD/JPY)を55円~90円で運用するという例を入力してみました。とても大きな範囲でトレードしますから、上のトラリピ君のようにのんびりと待ちながらトレードできるでしょう(ただし、この設定を推奨しているわけではありません)。

また、この試算例で必要な証拠金は100万円強と出ています。これが多いか少ないかについては、運用可能額によって異なるでしょう。自分が投入できる資金量と照らし合わせながら考えましょう。

なお、上の説明では「長期間のんびりと待ちながらトレードする」という趣旨になっています。しかし、損切り機能を適切に使えば、短期トレードでもトラリピは有効に機能します。その内容につきましては、別記事「ボックス相場のトレード手法」でご確認ください。

トライオートFX編

トライオートFXには、損失拡大を回避する仕組みがいくつも備わっています。順に確認しましょう。

1.損切り注文

最も基本的かつ重要なのが、損切り注文です。裁量トレードをする場合も仕掛け注文をする場合も、損切り注文を適切に設定しましょう(裁量トレード:相場の上下動を読んで取引する方法)。

なお、損切り注文を入力しなくても仕掛け注文を作成できる仕様になっています。インヴァスト証券は必ず損切り注文を入れる設定にしたかったようですが、顧客の要望に応じた結果です。

損切り注文を入れないということは、どれだけ含み損が大きくなっても決済しないということです。このため、取引数量と実現しうる損失額の関係について、取引開始前によく考えましょう。

2.セーフティ設定

セーフティ設定とは、AP注文及び仕掛け注文に独特の設定です。セーフティ設定により、過大な損失を回避するとともに、条件が成立すれば損益がプラスの状態でも取引を終了できます。

下のキャプチャはトライオートFX取引画面のキャプチャです(部分)。上から順に内容を確認しましょう。なお、セーフティ設定を利用しなくても仕掛け注文を稼働できます。利用するかどうかは、皆様自身で決められます。

セーフティ設定図

(1)最大損失許容額

仕掛け注文で取引していると、期待通りに利食いを繰り返す場面もあれば、逆に損切りを繰り返す場合もあるでしょう。その利食い額と損切り額の合計(=損失額)が一定以上になったら、トレードそのものを停止するという設定です。

最初に確認しました損切り注文は、AP注文一つ一つを管理します。一方、この設定は仕掛け注文全体の損益で管理します。両者をうまく使い分けましょう。

(2)最大ドローダウン

最大ドローダウンにつきましては、下のキャプチャを見ながら確認しましょう(トライオートFXホームページから引用)。

最大ドローダウン図

上のグラフの左側で、利食いを繰り返していることが分かります。結果、黄色で塗りつぶした三角形部分(損益額)が上方向に延びています。しかし、グラフの右半分では損切りを繰り返しています。その結果、黄色で塗りつぶした部分がだんだんと小さくなっています。

最大ドローダウンとは、この黄色の頂点と現在の損益の差を言います。この差が一定以上になったら、仕掛け注文を停止します。

(例)
最大ドローダウンを1万円に設定していて、利食いを繰り返した結果、損益額が+3万円になったとしましょう。調子が良いのでそのまま取引を継続した結果、今度は損益額が減ってきました。損益額が+2万円になったところで仕掛け注文が停止しました。

というのは、最大損益額が+3万円から1万円減ってしまったからです(最大ドローダウンは1万円に設定済み)。

(3)上下限価格

買いの仕掛け注文を設定していて、期待通りに為替レートが上昇したとしましょう。とても気持ち良いでしょうが、為替レートはいつの日か下落に転じるかもしれません。そこで、特定の為替レートになったら仕掛け注文を停止するという設定です。

この設定が有効になってトレードを終了するとき、それは勝ち逃げを意味します。そのトレードは成功を収めたことになります。

(4)最大連敗数

最大連敗数は、損益額でなくて損切りした回数に着目したものです。損益合計がプラスであっても、損切りが設定回数だけ続いたら仕掛け注文の稼働を停止します。

ここで設定できる数字は1以上ですから、1度でも損切りしたら仕掛け注文をやめるという厳しい設定も可能です。

ループイフダン編

ループイフダンはシストレのストラテジーとして利用できます。ということは、ストラテジーを選ぶこと以上のことはできない?・・・そんなことはありません。ループイフダンには、損失を大きくしすぎないためのツールが用意されています。

では、その内容を概観しましょう。

マイセーフティ

マイセーフティ機能とは、口座全体の損失額を設定できる機能です。実際の損失額が設定額を超えると、全てのポジションが成行で決済されます。

なお、この機能を利用する際には、2つ注意点があります。

(1)損失額が設定額を超えたら決済される

(2)成行で決済される

この2つに注意を要します。マイセーフティ機能を使って損失額を10万円に設定したから、実際の損失確定額も10万円になるという性質のものではありません。

為替レート変動の速さによっては、設定額よりも大きな損失額になる場合があります。

よって、設定額よりも大きな損失額になるのは耐えられないという場合は、設定額を少し小さめにしましょう。設定額を小さめにするとはすなわち損切りになる可能性が少し高くなりますが、損切りになったときの損失額を許容範囲内にできる可能性が高くなります。

下のキャプチャは、マイセーフティ機能設定の様子です。アイネット証券ホームページからの引用です(以下同じ)。

マイセーフティ機能設定イメージ

最大ポジション数制限

ループイフダンは、(買いの場合)円高になればなるほど買いポジションを増やしていきます。円高になればなるほどポジションを増やしてしまうと、どこかで資金が追い付かなくなるかもしれません。

そこで、ポジションの最大数量をあらかじめ設定できる機能があります。その数量に達して以降は、さらに円高になってもポジションを増やしません。

ポジション管理で有効に活用しましょう。

最大ポジション数制限イメージ

ただし、最大ポジションに達して以降もさらに円高になる場合、為替レートがジグザグと動いても利食いすることができません。この場合、遺失利益が大きくなるかもしれません。「ああ、この円高水準でも売買していれば、今頃は利食い回数が多かったのに・・・」となるのは残念です。

このため、最大ポジション数を設定するのと同時に、買い注文と買い注文の幅を広くすることにより、円高になっても利食いを繰り返せるように工夫しましょう。

次のページでは、どのシステムを使うと最も利食い額の合計が大きいかをバックテスト結果から検証します。

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