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FX業者選びの『今と昔』

新しい投資への幕開け

証拠金取引(FX)の始まりは、1998年の『改正外為法』の施行でした。

それにより、それまで銀行にしか認められていなかった『通貨の交換』が、個人が銀行以外の業者を通じてインターネットや電話取引によって、外貨を自由に、しかも安い手数料で手に入れることが可能になったのです。

当時といえば、オーストラリア(豪州)やニュージーランド(NZ)などの資源国の政策金利が上昇基調をたどっていたため、個人の投資家はその金利の魅力につられて、外貨預金感覚で証拠金取引をはじめた方も大勢いました。

しかも、相場が上昇基調ということもあり、為替差益まで手にしましたので、多くの個人投資家に注目されたのです。かくして、FXの黎明期(れいめいき)の始まりです。

中・長期投資が主流

金利差(スワップポイント)を狙ったトレード手法は、投資期間が数ヶ月~数年というスパンで取引されます。したがって、業者を選ぶ際は、「取引する通貨ペアのスワップ金利が高い業者を選ぶ」のが風潮で、業者も豪ドル・NZドル・南アフリカランドなど、資源国通貨を中心に、高いスワップ金利を打ち出す業者が多勢を占めました。

悪徳業者の出現

当時はFXを取り扱う大手の証券会社が少なく、信用という面では決して安心できる業者であるという確信もなく、FXの高い運用効率に魅せられた投資家が、次々とFX口座を開設しました。

手数料が安く、少額の取引が可能、利率が高いという利点から、多くの人が口座を開くようになり、その裏では、それを利用して儲けようとする悪徳業者が出てくるようになりました。

2005年7月『金融商品の販売等に関する法律』にFXが対象商品とされてからは、登録制の導入、自己資本比率規制、電話・訪問勧誘の禁止などの法的整備によって、悪徳業者や資本力基盤が脆弱な業者が淘汰されはじめました。

2010年に『信託保全』が義務づけられて以降、投資家の資産の安全性については格段に上がったといえます。

流れは短期売買へ

金利差益を狙った長期投資の手法は、2008年のリーマンショックを境に影を潜めだしました。オーストラリア(豪州)やニュージーランド(NZ)などの資源国の政策金利が階段を転げ落ちるように下がり、為替相場も乱高下を繰り返し下落相場に。。。

そうした荒れ相場によって、FXのトレード手法は徐々にデイトレードやスキャルピングといった短期売買に向かいます。

短期売買では、売買手数料やスプレッドといった、取引コストが利益に直接影響を与えるため、業者選びの比較対象は、それまでのスワップポイントからスプレッドへ移行していきます。売買手数料は無料という業者が増え始めたのもこの時期です。(当初から手数料無料の会社も存在しました。)

また、FXはレバレッジを効かせて取引できるという特徴を持っていることから、レバレッジの高さを400倍まで可能とする業者も出現し、腕に自信のあるトレーダーは、こぞってハイレバレッジで運用できる会社に鞍替えするケースも。。。

しかし、このハイレバレッジにテコ入れが入ることになり、そこから一気にFX会社の”第二次淘汰”が始まります。

FX業者の再編

2009年8月「金融商品取引業等に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」により、最大レバレッジは50倍に規制され、2011年8月には更に小さくなり一律25倍となりました。レバレッジ規制が入った理由は諸説ありますが、実際は不明です。

FXは、手数料が安く(無料がほとんど)投資家にとってのメリットは大きいのですが、FX会社の利益は薄利です。デイトレードなどの短期売買で入ってくるスプレッドがFX業者の利益部分で、レバレッジを最大限に利用したデイトレードのスプレッドが収益のメインです。

その薄利の収益構造に拍車をかけたのがレバレッジ規制です。FX業者は経営基盤を整えるべく、FX業者同士、資本提携をしながら合併や買収が展開されました。

熾烈な低スプレッド競争

さて、現在のFX業者は、信託保全制度の遵守やレバレッジが一律最大25倍となったこと、手数料の無料化が進んだことなどにより、他社との明確な差別化が難しくなってきている状況です。

そこでFX業者は、投資家のトレードスタイルがデイトレードやスキャルピングといった短期売買に移行している流れをくんで、実質的なコストとなるスプレッドの縮小化によって差別化を目論む傾向になります。スプレッドを縮小して固定したり、低スプレッドキャンペーンを打ったりと、その競争は過熱しています。

ただでさえ薄利なFX業者が、熾烈な低スプレッド戦争を展開することには違和感を覚えますが、低スプレッドを提供できる理由は2つあります。

FX業者の何を比べるか?

現在、トレーダーが選択するトレード手法の傾向として、短期売買を主戦とするデイトレーダーが増えています。それによって、FX業者が提供する商品スペックやサービスも、デイトレーダー向けに進化しました。また、FXに関する法的な規制や制限などによっても、その対応が進んでいます。

こうした様々な変化によって、FXに初めて参加する投資家にとっての『取引業者選び』も、一昔前とは変わってくるのは必然だといえるでしょう。

FX初心者が取引業者を選ぶ際に、何を基準すればいいのかをピックアップしてみます。

ほとんど、あるいは全く差別化できない条件

レバレッジ 規制により一律で最大25倍に制限
取引手数料 ほとんどの業者が無料(依然として有料業者もある)
資産の保全 信託保全の規制有り
レバレッジ

デイトレーダーにとって「レバレッジを何倍まで効かせられるか」というのが業者選びの基準の一つでしたが、現在は規制によって最大25倍までと制限されているため、どの業者を利用しても差がないというのが現状です。

取引手数料

1日に何度も取引するデイトレーダーにとって、取引手数料は利益を直接圧迫します。現在はほとんどの業者が取引手数料無料です。

資産の保全

一昔前と違って、FX会社が潰れてしまっても「信託保全」という法律によって保護されます。しかし、許可をもらっていない、いわゆる悪徳業者、詐欺会社などにお金を預けてしまうと、殆ど返金されないでしょう。言うまでもありませんが、会社を選ぶ際は金融庁に登録された会社を選ぶと言うことです。

FX会社独自の施策

取引ツールの機能性

「テクニカル分析」といわれる分析方法に欠かせないのが為替チャートです。

取引ツールの機能性という点では、初心者向けに分かりやすく改善され、上級者向けに高機能化が進められた面があります。チャートの種類も各社豊富に備え付けていて、どの会社を利用しても一定の利便性は確保できると思われます。

スマートフォンアプリについても、機能や視認性が大きく改善されてきました。取引ユーザー数でみれば、PCよりもスマートフォンの方が多いというFX業者も出てきたほどです。各社とも、引き続きこの分野に力を入れていくと予想できます。

最近では、マーフィーこと柾木利彦氏が開発した、「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」が標準搭載されているFX業者が増えてきました。初心者でも簡単に理解できる”売買ルール”なので、お勧めのツールです。

サポート体制

取引が可能な時間帯(平日24時間)に電話やメールでの問い合わせに対応してくれる会社は安心です。土日は為替市場が閉まっていて取引できませんので、平日24時間対応は、実質フルサポートということです。

参考までに、YJFX!は、祝日も電話サポートしてくれます。DMM FXは、「LINEお問合せ」という、LINEを利用して回答するサービスを実施しています(23時間対応)。

最低取引数量

FX業者により、最低取引数量が異なります。最低取引数量が小さいほど、取引に必要な資金は小さくなります。これからFXを始めたい、あるいは、資金量が大きくない場合は、最低取引数量が小さいFX業者が有力な選択肢です。

取引のコスト

取引手数料の無料化が進んだことにより、FXの実質的なコストとなるのは、売買価格の差、つまり「スプレッド」となります。各社が競ってスプレッドの縮小化や固定化、キャンペーンなどの施策を打ち出しています。

日に何度もトレードを繰り返すスキャルピングやデイトレードを主戦にするトレーダーの方にとって「スプレッド」は大切な比較ポイントになります。ご自身が取引する通貨ペアで比較して、取引会社を選ぶ方法もあります。

また、直接的なコストではないのですが、取引したい値段(レート)で売買できるかどうかということも、トレード戦略に影響を与えます。FXでは、発注した値段と約定した値段に差が出ることがあります。この差は、FX業者によっても異なり、できるだけ少なくする施策が打てる注文方法も確立されています。

FX業者の選び方まとめ

結局のところ、FXに投資しようとする方の考え方によって、選ぶFX会社は変わってきます。そこで、「どんな手法でFX取引するか」という視点で考えると、取引業者を選びやすくなるかもしれません。

また、当サイトでは、FX初心者の皆様に、取引会社を選ぶ際に抑えておくべき比較ポイントを4項目に絞ってご案内しています。

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