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FXをしていると、下の点が気になるかもしれません。

そこで、金融先物取引業協会のデータを使って分析しました。日本のFX取引には、どのような特徴があるでしょうか。

FXの取引額

最初に、取引額の推移を確認しましょう。なお、取引額とともに、建玉も表示しています。建玉とは、ポジションを持っている(未決済の)状態で、月末を迎えた金額です。

FXの取引数量と建玉数量の推移グラフ

取引金額(青線)から確認しましょう。縦軸は左側で、1メモリ百兆円です。というわけで、

月間取引高は最大で600兆円を超えていることが分かります。1か月の営業日は20日くらいですから、最大の月には1日あたり30兆円も取引があったことが分かります。

なお、青い線を見て、何かの通貨ペアの値動きと似ているな、と気づくかもしれません。下のチャートをご覧ください。米ドル/円の推移です。

米ドル/円の為替レート推移グラフ

日本のFXの取引高は、米ドル/円の動きに連動しているかのようです。

2012年後半まで:
米ドル/円は超円高でした。さらには、値動きが乏しい状況が続きました。これを受けて、取引高も低水準で推移しています。

2012年後半から:
円安に大きく動き始めると、取引高も一気に上昇しました。

2014年:
値動きがいったん止まると、売買高も急速に低下している様子が分かります。取引高に大きな影響を与えるのは、円高か円安かよりも、値動きの大小だと分かります。

2014年後半に再び円安になると、取引高も増加しました。

2015年以降:
取引高は乱高下を繰り返しつつも、徐々に減っている様子が分かります。この間の米ドル/円は、おおむね円高基調で推移しています。

FXの建玉

次に、FXの建玉推移を確認しましょう。下のオレンジの線です。縦軸は右側です。

FXの取引数量と建玉数量の推移グラフ

取引金額に比べると、建玉はかなり小さいことが分かります。すなわち、短期間で売買を繰り返している人が多いと予想できます。

例えば、1回の取引額が100万円で、毎日1回取引するとしましょう。1か月間が20日とすると、合計2,000万円です。月末に未決済のポジションが100万円あるとしましょう。この場合、月末の建玉金額は、月間取引金額の5%になります。

上のグラフを見ると、建玉は取引額の1%~2%くらいです。

ポジションを持って、長期保有している人も多いでしょう。しかし、短期売買している人は、1回の取引金額が大きく、売買回数も多いと予想できます。この結果、建玉の比率が小さくなっています。

なお、全体として、オレンジ線は右肩上がりになっています。すなわち、長期保有している人が増えているのかもしれません。

日本で人気のある通貨ペアは

次に、日本で人気のある通貨ペアを確認しましょう。特に確認しなくても、米ドル/円が1位だろうことは、すぐに分かります。2位以下に注目しながら確認しましょう。データは、2018年6月実績です。

通貨ペアランキング(10通貨ペア)

順位 通貨ペア 取引金額(億円)
1位 米ドル/円 1,864,348
2位 ユーロ/円 441,351
3位 ユーロ/米ドル 360,269
4位 ポンド/円 272,508
5位 豪ドル/円 185,142
6位 ポンド/米ドル 48,144
7位 NZドル/円 19,276
8位 トルコリラ/円 13,615
9位 豪ドル/米ドル 10,869
10位 南アランド/円 9,305

米ドル/円の取引が圧倒的だと分かります。上位10通貨ペアの中でのシェアは57.8%です。全通貨ペアで計算しますと、シェアは57.2%です。

金融先物取引業協会が集計している通貨ペアは、全部で62もあります。しかし、上位10通貨ペアで計測したときの米ドル/円シェア(57.8%)と、全62通貨ペアでのシェア(57.2%)で差がほとんどありません。

これは、11位以下の通貨ペアの取引が、とても小さいことを示しています。

さらに、表をよく見ると、上位5位までと6位以下でも取引数量に大きな差があることが分かります。よって、日本で人気の通貨ペアは、予想通りと言いますか、下の5通貨ペアに集中しているといえそうです。

米ドル/円の取引状況

では、日本で最も人気がある米ドル/円について、取引傾向を確認しましょう。下は、買建と売建の数量の推移です。

米ドル/円の取引状況グラフ

グラフを見ると、おおむね買いポジションがいつも多いと分かります。

為替レートは上昇したり下落したりします。しかし、心理的になのか、それとも技術的な問題のためか、どうしても買って取引する方がやりやすいのでしょう。

買いの側のスワップポイントがプラスだというのも、大きな原因かもしれません。

とはいえ、円高局面で買うのでは、利食いするのは難しいでしょう。為替レートが下落している場合は、売りで勝負すべきです。

では、なぜ売って勝負しないのでしょうか。

これに関する考察や、売りからトレードを始めることの大切さについてシリーズ化した記事があります。ぜひご覧ください。

次のページでは、日本で圧倒的に取引量が多い、米ドル/円【USD/JPY】の値動きの特徴を考察します。

主要な通貨ペアの特徴

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