FXとは?初心者に分かりやすく PC版イメージ FXとは?初心者に分かりやすく スマホ版イメージ

FXがはじめての方へ

預金など手持資金を運用する場合、なるべくリスクの少ない方法にしたいと考えるでしょう。投資にリスクはつきものですが、現在出回っている金融商品には、リスクの高い商品から低い商品まで様々です。

FXは、通貨と通貨を交換する取引ですから、為替変動リスクがあるといえます。最初にリスクを書くのは、預金などの低リスク運用とは異なることを確認するためです。

それでは、FXとはどのような投資なのか、概要を確認していきましょう。

FXは通貨と通貨の交換

FX(エフエックス)とは、簡単に説明するならば「通貨と通貨の交換」です。

例えば、日本で使われている通貨と言えば円です。そして、米国(アメリカ合衆国)で使われている通貨は米ドルです。

通貨の交換

日本で、米ドルを使ってモノやサービスを買うのは大変です。米国でも同様でしょう。ニューヨークあたりで円を出しても、「ドルを出してよ!」と怒られてしまうかもしれません。そこで、円と米ドルを交換します。

通貨と通貨を交換するには、一定の基準が必要です。例えば、「1米ドルと110円を交換しましょう」という具合です。この数字(ここでは110円)のことを為替レートと言います。

為替レートは変動する場合が多い

そして、多くの場合、為替レートは変動します(変動相場制)。昨日は米ドル円の為替レートが110円だったのに、今日は109円になっているという具合です。

何らかの理由で米ドルよりも円を欲しがる人が多くなれば、円高になります。その逆ならば円安になります。

そして、この変動を利用すれば、利益を出せます。

こうすれば、100円支払って110円もらっていますので、10円儲かります。

買いで利益が出る仕組み

このように、異なった二つの通貨の交換で生じる利益のことを「為替差益」といいます。その逆に、為替レート変動によって生じる損失のことを「為替損失」といいます。

例に挙げた米ドル円の交換では、10円の利益でした。実際には、もっと大きなお金をやり取りしますので、損益もそれに伴って大きくなります。

以上のように、為替レート変動で利益を狙う取引がFX(外国為替証拠金取引)です。すなわち、為替レートが動かない場合には、価格変動で利益を狙えません。FXでトレードできる通貨は、大なり小なり為替変動があるということになります。

なお、変動相場制の対義語は「固定相場制」です。固定相場制を採用している場合、為替レートは変動しません。為替レートが変動する理由につきましては、「なぜ為替レートが動くのか?|為替相場に影響を与える要因」で確認下さい。

FXは売りから始めてもOK

FXは、上記した変動相場制で利益を狙いますが、「通貨と通貨の交換」というのは、買いから始めるばかりではなく、売りから始められるのも特徴です(下図の右側)。

売りで利益の出る仕組み

ある通貨ペアを売り、為替レートが下落した場面で「買い戻す」という具合です。売ったときの価格と、下落したときに買い戻した価格の差分が利益です。

なお、この内容につきましては、「FXの仕組み|売り・買い両方で取引が可能」で詳しく解説していますので確認しておきましょう。

また、当サイト内には、「売りのFXを特集」した記事があります。そのうち、米ドル/円が円高になる確率と円安になる確率、その場合の値幅を、2005年7月1日~2018年6月30日の期間(13年間)で検証していますので、ご一読下さい。

取引できる通貨ペアは?

ユーロができる以前は、数多くの為替レートがありました。

ドイツの昔の通貨はマルクでした。そして、フランスはフランでした。マルクとフランは別々の通貨でしたので、それらを交換するために為替レートがありました。すなわち、FX取引もできたということになります。

(日本では、そのころ個人向けFXサービスは存在しませんでしたが。)

今では、ドイツもフランスもユーロを使っています。ドイツやフランスに限らず、様々な国が自国通貨を放棄してユーロを採用しましたので、その分だけ外国為替市場(FX市場)が消滅してしまったことになります

株式市場の銘柄数に比べると、FX市場の銘柄(通貨ペアといいます)数はとても少ないです。そして、ユーロの出現によって、さらに通貨ペア数が減ったということになります。

株式投資をする場合、銘柄選択が極めて重要です。何しろ、銘柄数は何千以上あるからです。世界の主要市場の銘柄でトレードする場合、銘柄数は1万を超えるでしょう。

しかし、FXの場合、取引可能な通貨ペア数は業者によって異なるものの、多くの場合20~30種類くらいしかありません。銘柄選択で大きな労力を使う必要がないのも、FXの特徴でしょう。

取引出来る通貨ペアを確認しましょう。

USD/JPY 米ドル/円 EUR/USD ユーロ/米ドル
EUR/JPY ユーロ/円 GBP/USD ポンド/米ドル
GBP/JPY ポンド/円 AUD/USD 豪ドル/米ドル
AUD/JPY 豪ドル/円 NZD/USD ニュージーランドドル/米ドル
NZD/JPY ニュージーランドドル/円 USD/CHF 米ドル/スイスフラン
CAD/JPY カナダドル/円 USD/CAD 米ドル/カナダドル
CHF/JPY スイスフラン/円 EUR/GBP ユーロ/ポンド

なお、日本で取引量の多い、人気のある通貨ペアと取引量をまとめた記事がありますので、参考にして下さい。

FXは2通貨間の金利差も利益に

FXの取引では、2通貨間の金利差が利益になることがあります。金利の低い通貨で金利の高い通貨を買うと、金利差分が受け取り金利になります。

たとえば、円を売って豪ドルを買うという取引で、日本の金利が0.10%、オーストラリアの金利が2.00%だとします。

金利差=2.00-0.10=1.90%

この金利差分を受け取れます。これを「スワップポイント」または「スワップ金利」といい、FX取引参加中は毎日受け取ります。スワップポイント獲得を狙うトレーダーは「スワップ派」と呼ばれ、長期投資で参戦しています。

スワップ金利の仕組み

スワップポイントの計算方法や、スワップポイントを狙ったトレード方法に関してましては、以下の詳細ページでご確認下さい。

FXの資金とレバレッジ

FX取引をする場合、資金として、円でなく外国通貨を準備する必要はありません。円で大丈夫です。

日本円をFX会社に預け入れて、それを担保に取引します。このFX会社に預け入れる資金のことを「証拠金」といいます。

また、FXでは証拠金の数倍(最大25倍)の金額で取引することができます。これを「レバレッジ」と呼びます。

レバレッジのイメージ

証拠金、レバレッジは、当サイト内のコンテンツ内で頻繁に出てくる単語です。FX取引を行う際に重要となる「資金管理」に関連するキーワードですから、以下のページでしっかり確認しておきましょう。

FXを取引する場所と時間

FXは、外国為替市場で行います。市場といっても、ネットワークでつながっているバーチャル市場です。

外国為替市場は世界中にあり、どこかが閉まるとどこかで取引を開始するというように、リレーのように続きます。すなわち、眠ることを知らない市場を形成しています。

月曜の朝(日本時間午前5時ごろ)に、オセアニア市場のウェリントンからスタートします。続いてアジア市場、ヨーロッパ市場、ニューヨーク市場と続き、再びウェリントンにつなぎます。

外国為替市場のイメージ

東京市場と主要な各国市場との時差

市場名 日本との時差
冬時間 サマータイム
ウェリントン +3時間 +4時間
シドニー +1時間 +2時間
香港・シンガポール -1時間 実施無し
ロンドン -9時間 -8時間
ニューヨーク -14時間 -13時間

以下のページで、外国為替市場の仕組みを確認しておきましょう。FXは24時間取引が可能とされる理由が理解されるでしょう。

FXのリスク

FXのリスクイメージ

投資にはリスクがつきものです。FXも例外ではありません。

相場変動リスク

「為替レートは変動する場合が多い」ということに触れました。変動がないとトレードが成立しませんが、為替相場はいつも思い通りに動いてくれるとは限りません。

経済指標発表時やテロ・戦争といった有事があると、相場が急騰したり暴落したりする場合があります。損切り注文を出しておかないと、大きな損になる可能性があります。

短期金利変動リスク

スワップ金利も、いつも一定とは限りません。各国の短期金利の変動とともに、FX会社が提供するスワップポイントも変更されます。また、スワップ金利の変更と共に、受け取りと支払いが逆転するという誤算が生じることもあります。

メリットが一転、リスクに

FXのメリットを「少ない資金で大きく投資(運用)できる」と表現する場合があります。これは、レバレッジ取引が可能なためです。

しかし、レバレッジを高くすると、利益が出る場合と同様に、損失になる場合も金額が大きくなります。

これ以外にも、FX取引にはリスクがあります。ただし、これらのリスクをあらかじめ予想しておくことで、対策できます。

FXとは?(まとめ)

以上のとおり、FXとは通貨と通貨の交換です。そして、特徴やルール、リスクなど、取引前に知っておくべきことがあります。

特にリスクを考慮して、証拠金を管理していくことが大切です。それこそが、相場で生き残れる条件です。

当サイト(FXビギナーズ)では、FX初心者のかたにも分かりやすく、順を追って説明しています。

最初に、FXに似た金融商品の「外貨預金」とFXの違いについて考えてみましょう。

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