2種類の通貨を交換

外国為替取引とは、簡単に言うと2種類の通貨を交換する取引のことをいいます。

日本円を米ドルに交換したり、米ドルや豪ドル、ユーロ、ポンド、スイスフランなど、外国の通貨(外貨)を日本円に交換したりすることです。

もちろん、ユーロと米ドル、あるいはポンドとスイスフランなど、交換できる通貨は日本円ばかりではなく、円を介さない取引も可能です。

日本円をドルに交換することを『ドル買い』または『円売り』と言い、米ドルを日本円に交換することを『円買い』または『ドル売り』といいます。

交換するときのレート(交換比率)は、その時のそれぞれの国における経済状況や政治状況、金利や貿易収支、世界情勢など様々な要因によって常に変動しています。

為替レートは、あくまでも2国間の通貨交換ですから、「円高・ドル安」という場合では、ドルに比べて円が強い(価値が高い)ということになりますが、円が全ての国の通貨に対して強いと言うことではありません。

円の価値が上がった、下がった、あるいは、ドルの価値が下がった、上がったなど、外国為替は通貨交換をする時点での2国間のレートで行われます。

取引の舞台「外国為替市場」

外国為替の取引の場となるのが「外国為替市場」です。「東京外国為替市場、本日の相場は・・・」テレビやラジオのニュースでしばしば耳にしますね。

東京外国為替市場は、ニューヨーク、ロンドンと並ぶ「世界三大市場」の一つです。しかし、東京証券取引所のような建物がある市場ではなく、電話やオンラインを通じて世界各国間が時差によって24時間つながっている、バーチャルなネットワークで構成されています。

市場参加者(国・銀行・機関投資家・企業・個人など)は、この巨大なネットワーク市場を通じて、24時間取引が可能というわけです。

【主要な外国為替市場の取引開始時間】
ニュージーランドドル日本時間 4時 ~ ウェリントン(ニュージーランド)
オーストラリアドル日本時間 7時 ~ シドニー(オーストラリア)
日本円日本時間 9時 ~ 東京(日本)
シンガポール日本時間 10時 ~ シンガポール(シンガポール)
英ポンド日本時間 17時(18時) ~ ロンドン(イギリス)
米ドル日本時間 22時(23時) ~ ニューヨーク(アメリカ)
※(  )内は現地サマータイムの時期を示す。

為替取引で生じる差益(利益)と差損(損失)

為替取引の知識がない、あるいは為替取引の経験がない。。。そうした方でも海外旅行に行った経験がある方であれば、円を外貨に換えたり、外貨を円に戻したりという『両替』の経験があるかと思います。

為替取引は、この『両替』とほぼ同じことをしていることになるのです。

たとえば、海外旅行出発前に手持ちの10万円をドルに両替(ドル買)したとします。為替レートが1ドル=115円だとすれば、869.56ドルが手元に戻ります。

帰国して869.56ドルを再び日本円に両替(円買)したところ、円高が進み1ドル=110円になっていました。この場合、手にする日本円は

110円×869.56ドル=95,651円
旅行前には10万円あった手持ち金が4,349円減っていますね。

逆に、帰国後に円安が進み1ドル=120円になっていたらどうでしょう。

120円×869.56ドル=104,347円
旅行前に10万円だった手持ち金は、4,347円増えています。

為替の損益

実際には『交換手数料』がかかりますから、全くこの通りではありませんが、円相場が動くと、買い戻した日本円に差が生じることが分かりますね。

FX(外国為替証拠金取引)を始めるには、こうした円の変動(為替相場)の動きを長期的にも短期的にも注目しながら、売り買いしていくことになるのです。

では、FXの魅力や外貨預金との違いなどについて、具体的に見ていきましょう。

FXを始める前の基礎知識~為替相場

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