米ドル/円のリスク管理方法について

こんにちは、岡三オンライン証券の武部力也です。さて、武部力也の「FX初心者道場」第三回目は「ドル円のリスク管理方法」です。

まず、ドル円、というより全ての通貨ペアに通じる究極の方法があります。それは「取引」をしないことです。

「はあ?武部は何を言ってるんだ?」と思われるかもしれませんが、ドル円、いえFXも含めた投資取引にはそもそも性格的に向き・不向きがあるものと考えています。トレードでのリスク管理云々以前、そもそもの前提条件です。

つまりドル円取引におけるリスク管理方法は「儲かりそうだから」「濡れ手に粟の感じだから」と安易に考えていると痛い目に合うことを認識したうえでの覚悟≒リスク管理認識が求められます。

「いや~、わたしは運が強いから、大丈夫!」と考えている方を否定するつもりは毛頭ありません。“運”がお強いのでしょう。但し、 “運”という天の配剤を自らの気概で管理して更に引き込むぐらいの前向きな姿勢と覚悟が求められと考えています。

2つの大きな共通事項とは?

わたしは1989年の平成元年以来20有余年、東京外国為替市場、そしてFX取引市場に関わってきました。
お蔭様で多くの方々と知り合うことが出来たのですが、そこでわたしはあることに気付きました。

それは「リスク管理」という大枠での概念において大きな共通事項が2つあることです。

まず一つ目は自身の目的のために自分で考え、工夫し発見し、そして必要に応じて変化していくことを拒まない方です。

これはイギリスの自然科学者・ダーウインの言葉「強いものが生き残った訳ではない。賢いものが生残った訳でもない。変化に対応したものが生残ったのだ」をまさに具現化し、リスク管理も柔軟にこなす必要を示唆しているものと思います。

マーケット環境は日々、刻々と変化しているわけですがそうした変化を頑として認めず臨機応変に柔軟な対応を拒み続けるようだとどうなるか・・。当然、市場から強制退場をさせられる可能性が大です

一例として最近のドル円取引市場の変化を挙げるなら日米の金利差を意識したFX取引手法の後退です。

FXでは「スワップポイント」と言って二国間の金利差を受け取ったり支払ったりする仕組みがあります。
しかし、現在のドル円取引においては「ドル買い・円売りで金利差を稼ぐ」とした思惑も各国の金融緩和・低金利政策からドルと円の金利差も大幅に縮小し、その目論みは最早、崩れ去ってしまった、と言えます。

ドル円取引においてはインカムゲイン(配当や利息)に重きをおいた視点からキャピタルゲイン(変動における利益)を意識した取引に変化した、と言っても過言ではありません。

政策金利 アメリカ 0.00-0.25%
日本 0.00-0.10%

二つ目は戦い方を知る努力をした方です。

当たり前のことですが「儲かりそうだから」と楽な考え方をしても市場は強制退場を強いることとなりましょう。

FX/ドル円取引で失敗する理由は
●運任せの他人任せ
●負けを受けいれることが出来ない
●損することが出来ない
●目標を設定しない
●儲かると聞いて始めたので覚悟が出来ていない
●ドル円取引が好きなわけではない
●感情に流される
●面倒くさがり
●努力は嫌い

こうした失敗理由を拭い去ることが出来るのは心根を入れ替えて勉強することであり、これらを頑として拒絶する、となると投資取引には性格的に不向き、、ともいえるかもしれません。

些か厳しすぎる言い方かもしれませんが、究極のリスク管理というのは「FXが危険」「ドル円の動きが危険」というものへの管理ではなく「無知こそが危険」とした認識の上ではじめて具体的なリスク管理方法に繋がると考えています。

FXのリスク管理の心構え

では、具体的なリスク管理方法とは何でしょうか。運?勘?。

東京市場と欧米市場の違い、市場参加者の心理、そしてファンダメンタルズ分析、テクニカル分析としたトレーデイング手法も加えると枚挙に暇が無いないかもしれませんが強いて基本的に重要なことを挙げるなら2点です。
(1)余裕資金で投資額を設定する
(2)許容損失額を設定する

(1)については今さらの観です。
「わたしの生き方は何事にも全力投球だからドル円取引においての資金も全財産を全力投球!かっ飛ばしますよ!」。
確かに投資に対する一つの考え方かもしれません。
但し「相場は明日もある、しかし資金はもう無い・・。」―。
というのでは笑えないジョークです。

(2)についてはかなりの方が苦渋するかと思います。
要は損切り、ストップロスの設定です。

勿論、ドル円相場の行方を100%予測出来れば良いのですが、残念ながらそうした方はなかなか見受けられません。
結局は自分自身の経済状況や精神的な負担を考え、そして生き残ることを考えれば損切り価格・ストップロスの設定は避けて通れません。

アメリカを代表する伝説の投資家ウイリアム・デルバード・ギャンは
「ルールに従うことが出来ない人は投機や投資をやめたほうがよい。失敗に終わることが確実だからである。道はどちらかひとつ『ルールを厳格に守るか、全く守らないか』である』

つまるところ自己管理能力・自己ルールが不可欠と説いており、これがリスク管理の心構えとなりましょうか。個人投資家は「自由」と引き換えに「自己管理能力」が問われます。

さて、ここまでのイラストで何かお気付きの点はありませんか?
そうです、今回の「ドル円のリスク管理方法」には道路標識を多用しました。

共通点を感じませんか?

車の運転をするにはまず、免許習得のための初歩段階を踏む。行き成り“F1レーサー”になった方がいるのは聞いた事がありません。

そして免許を習得しルールの意味を知り、スピード管理を心がけ、万が一の事故時に備えた事前対応も行い、そして安全運転に徹する。

街中でも高速道路でもそして風光明媚な海沿いのカーブを曲がるときでも自己管理能力との戦いです。
「トレーデイング中の飲酒は勿論、居眠りトレーデイングなどは絶対有り得ない。其の場合はトレーデイングはしませんよ。」-。ある個人投資家の声です。些かストイックな感じもしますがシンプルなリスク管理方法とも言えます。

「Safety FX」は「Fun to FX」、そしてそれがリスク管理に通じるもの、と信じて疑いません。

ドル円リスク管理方法に極意などはない。
要は「自己管理能力」
「自己ルール」の徹底である。
自己のリスク管理に甘えがあるか否かは自分自身が一番知っている筈!

 

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