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トラリピで失敗しやすい設定パターンを検証

成功への近道は何でしょうか。

1.成功している人のまねをする
2.失敗している人のまねをしない

世の中で、FXで成功している人は大勢いるでしょうが、そのような人は黙っているものです。「勝ち=お金が増える」ですから、あまり他人に言いたくありません。このため、成功パターンを探すのは大変かもしれません。

ところが、失敗例は探しやすいでしょう。そこで、今回は典型的と予想できる失敗例を確認しましょう。これと同じ取引設定をしないことが、成功に近づく一歩になります。

2015年の米ドル/円(USD/JPY)推移

下のチャートは、2014年12月~2015年8月の米ドル/円(USD/JPY)です。このときの値動きの範囲は116円台から125円台だと分かります。

値動きの大きさが10円ということは、極めて大きな値動きというわけではないでしょう。また、為替レートが適度に上下動していますし、この値動きで失敗する可能性があるのはなぜでしょうか。

米ドル/円(USD/JPY)を買うトラリピを例にして考察しましょう。

下のチャートは、2014年12月から2015年1月までの値動きを拡大したチャートです。縦軸は1円単位です。

1円ごとにトラップを仕掛けると、毎日利食いするというわけにはいきません。しかし、毎日取引が成立している様子が分かります。

また、マネースクウェア・ジャパンがホームページで紹介している「500円を積み重ねる資産運用」をする場合、50銭ごとにトラップを仕掛けることになります。50銭の場合は、1日に何回も取引が成立していることが分かります。

下のチャートは、50銭ごとに横線を引いたものです。どんどん取引する様子が想像できます。

とても気持ちの良い相場でしょう。

値動きが小さい相場

とても気持ちの良い期間を過ごしてきたのですが、その後、おもろしくない相場がやってきました。下のチャートは、2015年3月半ば~5月初めの様子です。

およそ2か月間、わずか2円ほどの間をノロノロと上下動してきたことが分かります。この場合、毎日利食いできるというわけにはいきません。それどころか、新規約定さえしないという日もあるでしょう。

面白くない相場です。

この面白くない相場で、以前のように数多くのリピートをするにはどうすれば良いでしょうか。答えは簡単です。下のように、トラップの本数を増やせばOKです。

値動きが少ないなら、トラップとトラップの間の距離を狭くしてあげれば良いです。毎日、何度も約定している様子が分かります。

25銭ごとにトラップを仕掛けると、値動きが小さくても1日に何度も約定する様子が分かります。これは大満足です。

円高になるとき

しかし、満足できる日々は永遠に続かないものです。円安になりつつ推移してきたのですが、2015年8月に一気に円高が実現しました。下の日足チャートの通りです。

8月の途中までは、123円から125円くらいという狭い範囲で上下動していました。よって、トラップを25銭幅で仕掛けるという方法は有効に機能したでしょう。

しかし、8月中旬の一気の円高で、数多くのトラップが一気に含み損を抱えてしまったことでしょう。この値動きで、今までの利食い額を全て吹き飛ばしてしまうかもしれません。

利食い額を失うだけならば、まだマシかもしれません。自己資金も失ってしまう可能性もあるでしょう。

50銭幅のトラリピで我慢していればよかったのでしょうが、25銭幅にしてしまったので、損失は2倍になります。

米ドル/円(USD/JPY)の1年間の高低差

上の例は1年弱の期間で考察しました。為替レート変動の高低差は10円です。では、実際の為替レートの高低差はどれくらいあるのでしょうか。

通常はもっと値動きが小さいならば、今回の事例は例外扱いできるかもしれません。逆に、もっと大きく動くことが通常ならば、今回の例はしばしば発生するから注意しなければならない、となるでしょう。

米ドル/円(USD/JPY)の1年間の高値と安値の差は、以下の通りです。

2010年 15円
2011年 10円
2012年 8円
2013年 19円
2014年 21円
2015年 10円

こうしてみると、1年間に10円動くというのは、どちらかと言えば値動きが小さいほうだと言えるでしょう。2014年は円安方向への動きでしたが、21円(2,100銭)も動いています。

そこで、今回考察しました値動きよりも、もっと大きな値動きが今後も起きうると想定してトラリピをした方がよいでしょう。

すなわち、「為替レート変動が小さくてつまらない相場になっても、トラップの幅を狭くしてリピート回数を確保しようとしない」ことが大切と言えます。

リピート系トレード方法の検証・比較

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