為替の変動で起こる差益を狙う
「円高」は、少ない円で他の通貨と交換できる。円安は、他の通貨と交換するのにより多くの円が必要になる。こう理解していただけましたね?
円の価値が上がった、下がった。外国為替は、異なる2国間の通貨を交換しますから、この理解がFX(外貨証拠金取引)を始めるうえでも重要になります。
為替取引で生じる差益(利益)と差損(損失)は、外国為替の仕組で軽く触れましたが、ここでもう一度整理してみましょう。
たとえば、1ドル=120円で円をドルに交換したとします。為替レートが122円(円安・ドル高)になったところで、そのドルを円に戻したら、手元に122円が入ります。2円の利益が出たことになりますね。
その逆に、1ドル=120円で円をドルに交換して、為替レートが118円(円高・ドル安)になったところで、そのドルを円に戻したら、手元に118円しか手元に入りません。この2円分が損益となるわけです。いたって簡単ですね。。。
ドルを買ったときと売ったときに生じる利益(損益)を『為替の差益』(為替の損益)といい、FXは、この差益(利益)を狙った投資ということになるのです。
簡単に言うと、”日本円でドルを安く買って、ドルが高くなったら売る”という単純明快な取引です。また、FX特有の金利の高い通貨を買って、金利の低い通貨を売るときに発生する金利差『スワップ金利』も受け取ることができます。
FXは、ドルを買って円安・ドル高に振れたら売る。では、円高・ドル安と予想した場合には取引できないの? そういう疑問を持つ方もいるでしょう。
FXは、円高でも円安でも利益を得られる仕組みになっています。
FXは売りから入る取引も可能
外貨預金では、外貨を買って為替相場が円安になれば利益が出ます。逆に、外貨を買ったあとに円高になれば損失が出ます。円高の時に買って、円安の時に売る。(解約する)これが外貨預金で利益を出す方法ですね。
外貨証拠金取引(FX)も「円高で買って、円安で売る」という為替差益の構造は理解されたと思います。
ところがFXでは、所有していない通貨を売って、別の通貨を買うことも可能です。つまり、「円安で売って、円高で買い戻す」という場合の為替差益も受け取ることができる仕組みになっています。
(※ただし、高金利の通貨を売って、低金利の通貨を買った場合、金利差分の利息(スワップ金利)を支払わなくてはなりません。)
FXは、ある通貨が他の通貨に対して「高くなる」のか「安くなるのか」をいろいろな角度から予想・分析して、高くなると予想したら「買い(Bid)」、安くなると予想したら「売り(Ask)」の注文をするのです。
このようにFXは、「買い」だけではなく、「売り」から始めることも可能であり、円安に向かう局面でも円高に向かう局面でも利益を得られるということになります。

2010.03.04更新
