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2017年03月16日

米国が政策金利を0.75%~1.00%に引上げ!

米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、政策金利引上げが決定しました。市場予想通りの結果でした。

(旧)0.50%~0.75%
(新)0.75%~1.00%

政策金利発表とともに公開されたレポートを、簡潔に確認しましょう。米国の経済は順調に推移していることが分かります。今後も堅実な経済成長を期待したいです。


今後の政策金利見通し

では、今後の米国の政策金利見通しはどうなっているでしょうか。米国では、3か月ごとにFOMC構成員による見通しを公表しています。2017年末の政策金利予想につき、前回(2016年12月)の見通しと、今回(2017年3月)の見通しを比較してみましょう。

下のグラフは、FOMCから引用したデータです。なお、比較しやすいように加工しています。

比較しますと、3か月間で大きな変化はないように見えます。少し詳しく確認しましょう。

1.00%~1.25%と予想している人数が4名から1名になりました。一方、1.25%~1.50%と予想しているのが9名です(前回よりも3名増)。よって、このまま推移すれば、2017年末の政策金利は1.25%~1.50%に落ち着くのかな、と予想できます。

現在の政策金利が0.75%~1.00%ですから、年内の引上げはあと2回ということになります。

ただし、1.5%よりも大きいと予想している人も5名います。このため、引上げ回数は3回になるかもしれません。


政策金利とスワップポイントの推移

米国の政策金利が大きくなると、気になるのは米ドル/円(USD/JPY)のスワップポイントではないでしょうか。そこで、2015年1月~2017年2月までの政策金利の推移と、この間のスワップポイントの推移を確認しましょう。

まず、政策金利の推移です。

徐々に上昇していることが分かります。このグラフを見ると、順調に上昇しているように見えます。しかし、政策金利の水準は歴史的に見て極めて低く、また、引上げペースも過去と比べるとかなり遅いです。

このため、米国の景気は好調ながらも、その拡大基調は緩やかなのだろうと分かります。

次に、スワップポイントの推移です。くりっく365で米ドル/円(USD/JPY)を1万通貨買って保有した場合の、月ごとのスワップポイント獲得額の推移です。

2015年から、徐々にスワップポイントが大きくなっているのが分かります。2016年11月に数字が飛びぬけて大きくなっていますが、これは12月の政策金利引上げを期待して市場金利が上昇したためかもしれません(確実なところは不明です)。

いずれにしましても、2017年の政策金利は引上げ傾向と見込まれていますので、米ドル/円(USD/JPY)を買うときのスワップポイントも徐々に大きくなると期待できます。


米ドル/円(USD/JPY)の値動き

最後に、米政策金利引上げを受けた米ドル/円(USD/JPY)の値動きを確認しましょう。下の1時間足チャートは、トライオートFXからの引用です。

急落(円高)している部分があります。ここで、政策金利が引き上げられました。100銭以上円高になっている様子が分かります。日米金利差の拡大は米ドル/円(USD/JPY)の円安要因と考えられることが多いですが、今回は逆の値動きになっています。

相場の値動きを予見して行動するのは、とても難しいことが分かります。先回りでトレードするのでなく、相場の動きに合わせてトレードする方が、リスクを少なくできるかもしれません。

(FXビギナーズ編集部)

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