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2016年12月15日

米国が政策金利を引き上げ!2017年の政策金利はどうなる?

本日未明、米政策金利が市場予想通り引き上げられました。

(旧)0.25%~0.50%
(新)0.50%~0.75%

これを受けて、米ドル/円(USD/JPY)がさらに円安になっています。大統領選挙以降、あまりに値動きが大きいのでついていくのが大変だという皆様もいらっしゃることでしょう。

下のチャートは、FOMC発表直後までの米ドル/円(USD/JPY)の1時間足チャートです。トライオートFXからの引用です。115円前半で推移していたのですが、発表後に117円台まで急上昇した様子が分かります。すなわち、200銭くらいの円安です。

市場では、利上げは事前に十分に見込まれていました。利上げしないという予想は困難だったと思います。そして、実際に利上げされました。

すなわち、サプライズでも何でもないのですが、この急上昇です。

相場格言には、「噂で買って事実で売れ」という言葉があります。「将来に・・・というイベントがあるぞ!」という噂が市場を駆け巡るうちは価格が上昇するものの、実際にそれが実現してしまうとお祭りは終了で下落することを示しています。

しかし、今回はこの格言は全く当てはまりません。相場は難しいな、と改めて実感させられる値動きです。

2017年の政策金利見通し

では、来年の米国の政策金利見通しはどうなっているでしょうか。FOMCを構成しているメンバーによる予想を確認しましょう。この予想は3ヵ月ごとに発表されますから、前回9月の発表と比較してみます。

今年と来年を比較して、確実に起きる変化があります。大統領の交代です。

大統領が変われば、財政政策等も大きく変わるでしょう。しかし、トランプ次期大統領は様々な発言をしますが、それらの発言を実行するかどうか不明です。不確実性が極めて高い中での政策金利見通しですから、予想したメンバー自身、この予想にどれほど自信を持っているのか不明です。

しかし、参考として十分に使えるでしょう。

下の画像は、FOMCホームページからの引用です。今回(12月)発表された、2017年以降の政策金利見通しは以下の通りです。

そして、下は2016年9月に公表された見通しです。3か月間でどのような変化があったでしょうか。

2017年末の予想を見ますと、今回の政策金利見通しは、9月よりも上方修正されていることが分かります。分かりやすいよう、2017年部分だけを抜き出して加工したのが、下のグラフです。

政策金利は2017年末になっても1.0%未満であると予想しているのは、2名だけです。9月には3名いましたから、1名減っています。最高で2.0%~2.25%を予想している人が1人います。これは前回と変わりありません。

最も人数が多い金利も確認しましょう。

少し上昇していることが分かります。現在の金利は0.50%~0.75%ですから、この多数派意見が実現すると仮定しますと、2017年の政策金利引上げは3回ということになります。

最後に、政策金利の長期見通しも確認しましょう。上のグラフの一番右「Longer run」とある部分です。

多数派は3.0%で変わっていません。トランプ次期大統領の政策によって大きく変わるかもしれませんが、現在の状況は中長期の政策金利見通しを変更するほどではないということが分かります。

(FXビギナーズ編集部)

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