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2016年10月08日

ポンド/円(GBP/JPY)が急落!この値動きは、過去と比べてどれほど大きい?

昨日(10月7日)午前8時過ぎ、ポンド/円(GBP/JPY)が突然円高に動きました。動くという表現はやさしすぎで、急落や暴落という表現の方が正確でしょう。値動きの様子をチャートで確認しましょう。下のチャートはSBIFXトレードの1分足です。

131円くらいで推移していましたが、一気に円高になりました。3本の足で円高が実現していますので、3分で円高になったということです。122円台まで円高になっていることが分かります。そして、10分足らずで再び大きく円安方向に動いています。

わずか3分で9円の円高が実現しました。

1日で1%動いたら値動きが大きいと感じる為替相場ですが、6%以上にもなります。しかも、下落の動きに要した時間はわずか3分ですので、とても大きな動きです。

インターネット上を見ると、この動きでロスカットになってしまった人が大勢出たようです。

この大きな値動きが生じた原因は不明ですが、何らかの原因で大きな売り注文が出たことと、日本時間の午前8時は流動性が薄いため(=取引量が少ないため)、大きな注文が入るとレートが動きやすいという複合的な要因が考えられます。

過去の大きな値動きと比較

では、この値動きは、過去のポンド/円(GBP/JPY)の値動きと比べてどれくらい大きいのでしょうか。もちろん、通常の日よりも大きな値動きでしたので、比較の対象は、今回と同様に一気の円高が実現したときにしましょう。

下のチャートをご覧ください。日足チャートです。

一番右に、長い下ヒゲのローソク足が見えます。この動きが今回のポンド急落です。さて、このチャートの左側を見ますと、今回の値動きよりも圧倒的に大きい陰線があります。これは6月24日の日足です。

6月23日にイギリスで国民投票が実施され、イギリスのEU離脱が決まりました。それを受けてできた日足です。6月24日の日足の方が明らかに大きい動きです。

次に、月足チャートをご覧ください。

月足ですので、表示期間がとても長いです。一番左は2008年です。チャートの右側に赤の矢印を追加しました。この矢印の先に長い陰線があります。これは、2016年6月24日の陰線を反映したものです。月足で見ても大きな動きだったと分かります。

しかし、その少し左(2015年)を見ますと、同じような大きさの陰線があると分かります。さらに、チャートの一番左をご覧ください。こちらも赤の矢印を追加していますが、巨大な陰線が何本も出ています。2008年のリーマンショックのときの陰線です。

また、矢印はつけていませんが、今回の値動きと同程度の大きさの月足をこのチャートで探すのは比較的容易です。何本も見つかります。

このようにチャートを見ると、以下のことがいえそうです。

「今回(10月7日)のポンド急落は大きな動きだった。しかし、(要した時間はさておき)過去の大きな急落と比較すると、最大級に大きなものだったとは言えない。」

すなわち、今回の急落は3分で実現したという特徴がありますが、時間軸を広くして考えると、ポンド/円(GBP/JPY)においてこの程度の下落は十分想定内だったと言えそうです。

トレードにおける損切り設定の重要性が分かるという値動きでした。

(FXビギナーズ編集部)

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