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2016年08月17日

米大統領選挙前後の米ドル円のボラティリティ(価格変動率)は大きい?

米大統領選挙が行われる前後では、米ドル/円(USD/JPY)の値動きは大きくなるでしょうか。というのは、世界的に注目を集めるイベントが起きるときには、価格変動率(ボラティリティ)が大きくなることがあるからです。

価格変動率が大きくなるならば、デイトレードで積極的にトレードできるかもしれません。あるいは、いつもよりもポジションを少なくしてリスクに備えるのも良いでしょう。

そこで、米ドル/円(USD/JPY)について、過去の米大統領選挙実施日前後のボラティリティを確認しましょう。

米ドル/円(USD/JPY)のヒストリカル・ボラティリティ

過去の為替レートの値動きの大きさを示す数字として、ヒストリカル・ボラティリティ(過去の為替変動率)があります。過去の米大統領選挙が実施された年の9月から12月までについて、日足でボラティリティの大きさを確認しましょう。

米大統領選挙実施日は、11月上旬です。

下のグラフは、米大統領選挙実施年のボラティリティの大きさと、5日移動平均線の推移です。なお、毎日のボラティリティは、(日足高値-日足安値)を日足始値で割って算出しています。

過去4回分を眺めると、2008年以外は値動きが小さいと分かります。

1日の値動きが大きい日がありますし、逆に小さい日もあります。しかし、5日移動平均線で確認しますと、選挙実施前と後では極端な差はないと分かります。選挙後にわずかにボラティリティが大きくなっているかな、というくらいです。


ここで、ボラティリティの1%とはどのような数字なのかを確認しましょう。

米ドル/円(USD/JPY)が100.00円のとき、1日の高値と安値の差は1円(100銭)だということです。上のグラフを見ますと、2008年を除いて0.5%~1.0%くらいで推移することが多いです。

すなわち、為替レート水準にもよりますが、1日あたり50銭~100銭前後の値動きだということになります。

このため、大統領選挙日前後に米ドル/円(USD/JPY)の大変動を待っていると、期待外れに終わる可能性があると予想できます。

2008年のヒストリカル・ボラティリティ

なお、2008年は値動きがとても大きいです。2008年を除く年のボラティリティは1%を下回る日が多いのに、2008年だけは平均的に2%になっています。10月下旬に最大値を記録しており、7%以上になっています。

これはリーマンショックの影響です。2008年10月末の日米の様子を確認しますと、

日本:
・日経平均株価が7,000円台前半に突入
・政策金利を追加で引下げ

米国:
・政策金利引き下げ
・VIX指数(ボラティリティ・インデックス。通称「恐怖指数」)が90近くまで上昇

世界恐慌の再来が危惧された状況でしたので、ボラティリティもひどく大きくなっています。このデータを2016年の米大統領選挙に当てはめるのは難しいかもしれません。

しかし、相場では何が起きるか分かりません。

イギリスのEU離脱問題、ギリシャ債務問題、中国経済、日本の財政問題・・・いつどんな問題が表面化して相場がどのようになるのか、事前に知ることは困難です。

大きなリスクに備えながらトレードするのは、とても大切なことです。

(FXビギナーズ編集部)

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