日本の為替市場の規模は?取引の傾向は?

FXをしていると、下の点がふと気になるかもしれません。

  • 日本でFXはどれくらい取引されているのだろう?
  • どの通貨ペアの人気があるだろう?
  • 多くの人は、買いと売りのどちらで勝負しているだろう?

そこで、くりっく365と金融先物取引業協会のデータを使って分析しました。

なお、公開されているデータは顧客向け取引の実績です。顧客の取引動向を分析するのに役立ちますが、銀行間取引についてはデータがありません。このため、この分析は日本全体の取引を示すものではないことに注意してください。

(豆知識)くりっく365と金融先物取引業協会

FX取引は相対取引(あいたいとりひき)が中心です。すなわち、業者と顧客が直接取引する形態です。相対取引の業者が加盟する団体が金融先物取引業協会です。一方、くりっく365は取引所取引です。FX業者と顧客が直接的に取引するのではない点に特徴があります。

取引数量と建玉数量

最初に、FXの取引数量と建玉数量の推移について考察しましょう。どのような傾向があるでしょうか。

取引数量・・・FXの売買数量
建玉数量・・・月末時点でポジションがあり、まだ決済されずに残っている残高。

FXの取引数量と建玉数量の推移

取引数量は左の縦軸、建玉数量は右の縦軸で読みます。桁が大きすぎて理解不可能という感じさえしますので、折れ線グラフの推移に注目しましょう。

取引数量は時期によって大きく乱高下していることが分かります。しかし、よく見ると、2012年までは比較的上下動が少なく、2013年以降に大きく動いている様子が分かります。この時期に、米ドル/円(USD/JPY)が円高トレンドから円安トレンドに転換したことがその理由かもしれません。

また、建玉数量については、右肩上がりで推移していることが分かります。これは、取引数量の増加に伴うものかもしれませんし、ポジションを継続的に持ち続けてスワップポイントを得ようという顧客が増えているという理由かもしれません。

いずれにしましても、日本ではFXの市場規模が大きくなり続けているという理解で良いでしょう。

通貨別取引数量、建玉数量

次に、通貨ペア別の取引数量と建玉数量について確認しましょう。2016年3月実績のデータです。米ドル/円(USD/JPY)が最も大きいだろうと予想できますが、実際のところはどうでしょうか?

通貨別取引数量、建玉数量

上の表は、取引数量が多い順に10通貨ペアを並べたものです。やはり、といいますか、米ドル/円(USD/JPY)が圧倒的に盛んに取引されていました。あまりに圧倒的なので、第2位から第10位までの取引数量を合計しても、米ドル/円(USD/JPY)にはかないません。

日本のFX市場における米ドル/円(USD/JPY)の優位性がはっきりと分かります。

米ドル/円(USD/JPY)以外の通貨ペアを見ますと、豪ドル/円(AUD/JPY)やポンド/円(GBP/JPY)が上位にランクインしているのは納得という感じがします。GBP/USD(ポンド/米ドル)やCAD/JPY(カナダドル/円)もランクインしているのが注目できるかもしれません。

また、高金利通貨ペアとして有名な南アフリカランド/円(ZAR/JPY)やトルコリラ/円(TRY/JPY)も顔を出しています。しかし、ZAR/JPYの方がTRY/JPYよりも取引がかなり盛んです。

この理由としては、南アフリカランド/円(ZAR/JPY)は、トルコリラ/円(TRY/JPY)に比べてかなり以前から取引できましたし、取引可能な業者数も多いです。これを反映しているのだと予想可能です。

ZAR/JPYとTRY/JPYは、取引数量と比較して建玉数量の割合が大きいことが分かります。これは、継続的に持ってスワップポイントを得ようとしている顧客が多いことを示しているでしょう。

米ドル/円(USD/JPY)の売買動向

最後に、米ドル/円(USD/JPY)の売買動向を確認しましょう。どんな特徴があるでしょうか。計測期間は2015年11月から2016年3月まで、各月の月末の建玉の様子をグラフ化しています(金融先物取引業協会のデータです)。

米ドル/円(USD/JPY)の売買動向

横軸は月を示しますが、全期間で買いが売りを圧倒していることが分かります。ということは、円安になれば利益、円高になれば損失ということになります。

では、この期間の米ドル/円(USD/JPY)の値動きはどうだったでしょうか。下のチャートで確認しましょう。

米ドル/円(USD/JPY)の値動き

一言で書くならば「大幅に円高になった」です。2015年11月には米ドル/円(USD/JPY)は123円くらいだったと分かります。そして、2016年3月末には112円くらいになっています。実に11円(1,100銭)もの円高です。

このチャートで利益を上げようと思うならば、米ドル/円(USD/JPY)を売る必要があるでしょう。しかし、実際の売買動向は、すでにグラフで確認した通りです。

買いが圧倒的に多かったので、損している人が数多くいるということになります。このような相場で買っていては、FXで勝利するのは難しいかもしれません。

では、なぜ売って勝負しないのでしょうか。

これに関する考察や、売りからトレードを始めることの大切さについてシリーズ化した記事があります。ぜひご覧ください。

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